データ転送モード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 14:21 UTC 版)
USB4自体は、USB 3.xのような一般的なデータ転送メカニズムやデバイスクラスを提供しないが、主にUSB 3.2、DisplayPort、オプションでPCIeなどの他のプロトコルをトンネリングする方法として機能する。ネイティブのホスト間プロトコルを提供するが、名前が示すように、接続された2つのホスト間でのみ使用可能であり、ホストIPネットワークを実装するために使用される。したがって、ホストとデバイスがオプションのPCIeトンネリングをサポートしていない場合、非ディスプレイ帯域幅の最大値はUSB 3.2 20 Gbpsに制限され、USB 3.2 10 Gbpsは必須となる。 USB4仕様上のトンネリング USB 3.2 (「拡張スーパースピード」)トンネリング DisplayPort1.4aベースのトンネリング PCI Express(PCIe)ベースのトンネリング USB4では、DisplayPort 2.0 代替モードのサポートも必要である。つまり、DisplayPortはトンネリングでも、代替モードでも送ることができる。 DisplayPort 2.0 代替モードでは、HDR10カラーの60 Hzの8K解像度に対応できる。DisplayPort 2.0 代替モードは、すべてのデータを一方向(モニターへ)に送信するため、8つのデータレーンすべてを一度に使用することができ、USBデータの2倍である最大80 Gbpsを使用することができる。 レガシーUSB(1 – 2)は、USB-Cコネクタの専用の線を使って常にサポートされる。
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