データ転送における ASN.1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 19:21 UTC 版)
「Abstract Syntax Notation One」の記事における「データ転送における ASN.1」の解説
ASN.1 は情報の抽象構文を定義するが、情報の符号化方法を限定するものではない。抽象構文をASN.1で記述されたデータを転送する際の ASN.1 符号化規則が各種用意されている。 ASN.1 の標準符号化規則として以下のものがある。 Basic Encoding Rules (BER) Canonical Encoding Rules (CER) Distinguished Encoding Rules (DER) XML Encoding Rules (XER) Packed Encoding Rules (PER) Generic String Encoding Rules (GSER) ASN.1記法と特定のASN.1符号化規則を使うことで、マシンのアーキテクチャや実装言語に依存しない形式で、ネットワーク上のアプリケーション間でやりとりするデータ構造を定めることができる。 X.400 電子メール、X.500 あるいは LDAP ディレクトリ・サービス、H.323(VoIP)、SNMP、BACnet といったアプリケーション層のプロトコルは ASN.1 を使ってProtocol Data Unitを規定する。UMTSでも使われている。他にも ASN.1 の応用範囲は様々である。
※この「データ転送における ASN.1」の解説は、「Abstract Syntax Notation One」の解説の一部です。
「データ転送における ASN.1」を含む「Abstract Syntax Notation One」の記事については、「Abstract Syntax Notation One」の概要を参照ください。
- データ転送における ASN.1のページへのリンク