デスクトップウィジェット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/12 23:50 UTC 版)
「ウィジェットエンジン」の記事における「デスクトップウィジェット」の解説
ウィジェットは、ダウンロード可能な対話型ツールであり、最新ニュース表示、天気表示、時刻表示、カレンダー、辞書、地図、電卓、付箋、写真ビューワ、翻訳機などといったサービスを提供する。 具体例として、以下のようなウィジェットエンジンがある。 Dashboard(Macintosh) Microsoft Gadgets(Windows Vista、Windows Live) Plasma(KDE) gDesklets(GNOME) Google デスクトップ のパネルとガジェット Yahoo! Widget Engine Klip(Klipfolio) 基本的にシングルタスクであった初期の Macintosh に デスクアクセサリ と呼ばれるものがあったが、Mac OSに疑似マルチタスクが実現されると、デスクアクセサリは通常のアプリケーションと区別のつかないものになった。しかし、デスクアクセサリはインターネットにはアクセスできない。インターネットにアクセスするデスクトップ上のオブジェクトとしては、マイクロソフトの Active Desktop が最初であった[要出典]。ウィジェットは1980年代ごろから趣味で開発された様々な小型フリーウェアにも似ている。 2006年11月9日、W3C の Web Application Formats Working Group から Widgets 1.0 のワーキングドラフトが発表された。ウィジェット(エンジン)は標準化の途上にある。 2000年代後半にWindows Vista・7にウィジェットエンジンが標準搭載されるなど普及が進んだものの、2012年にはマイクロソフトがWindows 8からウィジェットエンジンを削除し、Vista・7向けの公式のウィジェット配布サイトも終了した。同社はWindows 8で新たなユーザーインターフェースに注力し、またウィジェットがコンピュータの脆弱性の原因になることに注意を促している。 またデスクトップ版OperaのOpera WidgetsやYahoo!ウィジェットも開発やサービス提供の終了を表明しており、ウィジェットは過去の物になりつつある。
※この「デスクトップウィジェット」の解説は、「ウィジェットエンジン」の解説の一部です。
「デスクトップウィジェット」を含む「ウィジェットエンジン」の記事については、「ウィジェットエンジン」の概要を参照ください。
- デスクトップウィジェットのページへのリンク