ディーゼルバス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 06:08 UTC 版)
「エレクトロントランス」の記事における「ディーゼルバス」の解説
A18501形ディーゼルバス(ウクライナ語版)は、リヴィウバス工場(ウクライナ語版)(Львівський автобусний завод、ЛАЗ)が2004年から展開していた路線バスのCityLAZ-12(ウクライナ語版)を基に設計された車種である。 総重量18.1 t、定員100人(着席36人)、床上高さ340 mmのノンステップバスで、CityLAZ-12には搭載されていなかったニーリング機能によって停車時には250 mmまで床上高さを下げる事が出来る。また、独立式フロントサスペンションを導入する事で、CityLAZ-12と比較して曲線走行時を始めとした運転性能が向上している。エンジンはカミンズ製のISB6形ディーゼルエンジン(ターボチャージャー搭載、285馬力)が用いられ、排ガス基準「EURO5」を満たした設計になっている他、電動式の強制換気装置を備えた最新式の冷却システムが設置されており、燃料コストの大幅な削減が図られている。ブレーキシステムにはアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)やアンチスリップレギュレーション(ASR)を備えた電子制御ブレーキシステム(EBS)が導入されており、回路を二重にする事で冗長性も確保されている。また、これらの機器の管理には「CAN」システムが用いられる。
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