ディランのバージョン
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「アイル・キープ・イット・ウィズ・マイン」の記事における「ディランのバージョン」の解説
ディランは1964年1月に2010年に『ザ・ブートレッグ・シリーズ第9集:ザ・ウィットマーク・デモ』としてコロムビアからリリースされることになるヴォーカルとピアノのデモテープを音楽出版社のM.ウィットマーク&サンズ向けに作成した。 1965年の1月中頃、アルバム『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』のためのセッションの最中にディランは一人でピアノ伴奏でこの曲を録音した。"Bank Account Blues"(「銀行口座ブルース」)と言う仮タイトルがつけられたこのバージョンは後に1985年のアルバム『バイオグラフ』に収録された(アルバムのノーツではこのぱふぉーますが1964年6月に録音されたものであり、1965年1月に録音されたものであることを否定しているが、後者が正しい日時である)。 1966年1月27日(アルバムのブックレットから)に行われた『ブロンド・オン・ブロンド』の初期のセッションの最中にこの曲のフルバンドでのリハーサルが録音され、『ブートレッグ・シリーズ第1〜3集』としてリリースされた。リハーサルは大雑把なもので、第1ヴァースの途中で録音がスタートしており、プロデューサーのボブ・ジョンストンのインカムを通した「なにやってんだ?」と言う発言で中断されている。 1966年2月15〜16日、テネシー州ナッシュビルのコロンビアミュージックロースタジオで行われた『ブロンド・オン・ブロンド』の第7セッションで、ディランは、少なくとも10回の楽器のテイクを録音した。しかし、テイク2、4、5、6、7はスタートが間違っており、テイク1と3が中断されたため、すべての試行が完全なテイクとはならなかった。 この曲をピアノ伴奏で歌うディランは1965年5月のイギリスツアーを扱ったドキュメンタリー映画『ドント・ルック・バック』で見ることができる。
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ディランのバージョン
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「行ってもいいぜ」の記事における「ディランのバージョン」の解説
ディランが「行ってもいいぜ」の録音を始めたのは『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』のセッションの最中の1965年1月13日だった。2つのアコースティック・テイクが完成したが、どちらも使われることはなかった。1月15日にも曲を録音し、4テイクが生み出された。1965年5月21日、プロデューサーのトム・ウィルソンが数人のミュージシャン(詳細不明)を連れてきて、1月15日のテイクにいくつかのパートをオーバーダビングさせた。これらのオーバーダビングされたセッションから、最終的に2テイクがリリースされた。テイク5は1967年にオランダでシングルとして、テイク7は1991年に『ブートレッグ・シリーズ第1〜3集』に収録された。 オランダでのシングルのみのリリースはチャートでは不調だった。上記のようにシングルとは異なるバージョンを収録した『ブートレッグ・シリーズ』がリリースされるまでは米国および英国ではディランによるバージョンはリリースされなかった。この曲は『ブートレッグシリーズ第6集:アット・フィルは-モック・ホール』でも聴くことができるが、アコーステックなライブバージョンとなる。 ディランの1965年から1966年のレコーディングセッションの追加のバージョンは『ザ・ベスト・オブ・カッティング・エッジ1965-1966(ブートレッグ・シリーズ第12集)(英語版)』のデラックス版とコレクター版に含まれている。
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