テスト総括表
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「ロールス・ロイス クレシー」の記事における「テスト総括表」の解説
以下は試験運転時間と特記すべき失敗についてまとめた表である。 データの出典: エンジン期間備考試験時間クレシー2 1941年4月11日 初稼動。シリンダーヘッドブロック一体型。ピストンの不調のためテスト中止 69 1942年11月 –1942年12月 この期間中に3回のリビルド。ピストンが焼け付いたため35時間の試験中止 67 1943年2月 –1943年7月 シリンダーヘッドを分離したMkII型に切り替え。この期間で3回のリビルド。空軍省の承認テストを通過 38 1944年3月 –1944年7月 5回のリビルドを行う。同じ長さのインジェクター口を改良型の過給装置に取り付け。スーパーチャージャーの故障とスリーブバルブの焼け付きを起こす 82 1944 –November 1944 完成度の高い型がテストに合格する(112 時間)。コネクティングロッドにおけるビグエンド、ピストン、減速機ケースのひび割れとスリーブバルブの異常動作などが運転後明らかになった 150 1945年3月 –1945年4月 耐久試験が行われ27時間でピストンが故障。2回のリビルドを行う 49(Total hours: 461) クレシー4 1941年11月 報告なし 55 1942年7月 –1942年8月 3回のリビルド。50時間の耐久試験に成功し、2度目の試験でシリンダーブロックがクラッキングにより破損し中止される 80 1942年9月 –1942年10月 リビルド2回。 25時間の耐久稼動に成功し、次の試験でスリーブバルブの破損により中止 55(Total hours: 293) クレシー6 1943年7月 –1944年2月 Mk II型として製造された第1号機。 8回のリビルド。スーパーチャージャーの故障、スリーブバルブの異常動作、ボルトの破砕などが起こす 126 1944年3月 –1944年9月 4回のリビルド。スーパーチャージャーの円滑な動作に失敗、スリーブバルブの焼け付きが起こす 93 1944年11月 –1945年2月 3回のリビルド、メインベアリングとピストンの故障が発生 128 1945年7月 –1945年8月 リビルドは1回。 耐久試験は95時間目でスリーブバルブの故障により中止。プロペラを取り付けた稼動を40時間 132(Total hours: 481) クレシー8 1943年9月 –1944年3月 8回のリビルド。耐久試験を完遂し成功 207 1944年4月 スーパーチャージャーが故障 73 1944年7月 –1944年9月 5回のリビルド。故障は報告されず 32 1944年10月 –1945年12月 2回のリビルド。ピストンの故障。排気タービンの取り付け 22(Total hours: 336) クレシー10 1944年8月 –1945年2月 6回のリビルド。7時間の運転後に吸気集合管の溶解、その後4時間でスリーブバルブの焼け付き。2度のインジェクターポンプの故障 53 1945年3月 –1945年7月 ピストンの故障により1回のリビルド 30 1945年7月 –1945年9月 2回のリビルド。排気タービンを取り付け、何度かスーパーチャージャーなしで運転。 スリーブバルブとスーパーチャージャーが故障 82(Total hours: 166) クレシー12 1945年1月 –1945年10月 4回のリビルド。排気タービンの取り付け。タービン、ピストン、スリーブバルブが故障 (Total hours: 67)
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