チャマからオシアへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/26 07:28 UTC 版)
「クンブレス・アンド・トルテック・シーニック鉄道」の記事における「チャマからオシアへ」の解説
マイルポスト344.12マイル地点のチャマを起点として、ヤードを出発すると北東方向へほぼ直線に進み、チャマ川を渡る。1 マイル程進むと4%の上り勾配となり、これはコクソ (Coxo) 付近の区間を除いて、クンブレス (Cumbres) までほぼ一定である。最初の側線がロバト (Lobato) にあり、マイルポストは399.99マイルである。ここにはかつての家畜集積場と、1970年代に映画撮影のために建設された給水タンクの跡がある。このタンクはインディ・ジョーンズ/最後の聖戦の撮影で使用されている。タンクは2006年に老朽化と強風のために倒壊した。4分の1マイル程行くと、ロバト橋があり、これは1883年に建設された、路線内で2番目に高いトレッスル橋である。重量制限のため、同時には1両の機関車しか渡ることができず、重連運転の列車は一旦機関車を分割して、橋を渡ったところで再度連結する必要がある。 ここからクンブレスまでは、路線はウルフ・クリーク (Wolf Creek) の北側を走る。頂点となっているクンブレスまでの途中のマイルポスト335.10マイル地点に、クレスコ (Cresco) の側線と給水タンクがあり、ハミルトン・ポイント (Hamilton's Point) からは小さな谷をたどる。谷を出ると線路は北西へカーブを切って、コクソを通りウルフ・クリークの集水域を出る。谷が狭くなっているところでは、ウィンディ・ポイント (Windy Point) までΩ状のきついカーブをこなして、列車はクンブレス峠へ入っていく。 クンブレスは標高10,015 フィート (3,053 m) マイルポスト330.48 マイル地点にあり、車両検査官の事務所、給水管、大きなスノーシェッドの残骸、もともとこの地点にあって1950年代に取り壊された車両基地を置き換える保線基地などがある。クンブレスはこの鉄道で最高地点にある。ここから東へは、線路は2.5%の勾配で下り、クンブレス・ループ (Cumbres Loop) を下っていく。このループはタングルフット・カーブ (Tanglefoot Curve) としての名前の方がよく知られている。このループを抜けると、ロス・ピノス峡谷 (Los Pinos Valley) に沿って北へ向かうマイルポスト327.6 マイル地点までおおむね東へ走る。 北に向きを変えて次第に高度を下げるが、谷は次第に上がっており、最終的にマイルポスト325 マイル地点で谷の底に線路がたどり着き、ここで線路が向きを変えて、ロス・ピノス川に沿ってオシアへ、谷の反対側を南へ向かい始める。マイルポスト323 マイル地点を過ぎると、線路は谷から離れてさらに急な勾配になり、川によって形成された谷にへばりつくようにして走るようになる。その途中でロバト橋よりも高い、高さ137 フィート (42 m) のカスケード橋(マイルポスト319.95 マイル地点)を渡る。さらに約1.5 マイル程走ると、この鉄道の中間地点で、双方向からの列車が出会って昼食休憩を行うオシアにたどりつく。ここで、元来た場所に戻るか、あるいは列車を乗り換えて反対側の終点まで向かうことができる。
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