ダーレクの末裔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 18:16 UTC 版)
ドクターの努力もむなしく、ダーレクはタイム・ウォーを生き延びた。9代目ドクターは2012年の地球の博物館で故障したダーレク1体と遭遇しており、これは時空間から零れ落ちて50年前に地球へ墜落した個体だった。ローズが触れたことで人間の感情を獲得し、この個体は自殺の道に走った。後にドクターは皇帝ダーレクも生存し、さらにDNAを完全に書き換えることで人間の細胞を使ってダーレク族を再興したことを知る。皇帝の艦隊は西暦20万100年の地球を侵攻しドクター達の仲間も次々に抹殺したが、タイム・ヴォルテックスを浴びたローズにより原子レベルに分解され、「タイム・ウォーは終わる」と宣言された。 スカロの集団はタイムロードが作ったダーレクの囚人船であるジェネシス・アークとともにボイド・シップに乗り込んで次元を旅していた。彼らはアークを開放して21世紀の地球で人類とサイバーマンを相手に圧倒するが、10代目ドクターがボイドの裂け目を開いたため大部分のダーレクとアークはボイド空間に吸い込まれ、スカロの集団だけが緊急時空移動で避難した。彼らは1930年のニューヨークで人間を使って新たなダーレクの創造を計画したが、リーダーのセクが仲間割れで抹殺され、他2体もダーレクヒューマンと交戦して死亡し、ダーレク・カーンだけが再び緊急時空移動で脱出を果たした。ダーレク・カーンは正気を失いながらもタイムロックを突破してタイム・ウォーに戻り、ダーレクの創造主ダヴロスを救出する。ダヴロスは自らの細胞から新たなダーレク帝国を築き上げ、ダーレク・カーンの予言能力を利用するため彼を傍に置いた。ダーレクは盗んだ27の惑星を動力源にしてリアリティ・ボムを起動し、現実を破壊してダーレクを唯一の生物にしようと画策した。しかしダーレクの歴史を全て見通したダーレク・カーンはダヴロスがドクターたちのダーレク打倒を手助けするように裏で工作しており、ダーレク艦隊はメタクライシスドクターに破壊され、ダヴロスとダーレク・カーンは爆発炎上する船に取り残された。 偶然時空移動をして破壊を免れた1隻の船が純粋なダーレクのDNAが保管された装置を収集したが、ダヴロスのDNAから作られたダーレクであるゆえに純粋なダーレクと認められなかったため、第二次世界大戦中に11代目ドクターを嵌めて自身をダーレクと認めさせ装置を起動した。装置によりニューパラダイム・ダーレクが復活し、彼らは以前のダーレクを抹殺して新たなダーレクの種となった。その後はパンドリカの計画に加担し、その後も勢力を増して国会を開けるまでに回復を果たし、トレンザロアの包囲戦にも参加した。
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