ダン・オブライエン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/09 15:37 UTC 版)
獲得メダル | ||
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![]() ダン・オブライエン |
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陸上競技 | ||
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オリンピック | ||
金 | 1996 アトランタ | 十種競技 |
世界陸上競技選手権大会 | ||
金 | 1991 東京 | 十種競技 |
金 | 1993 シュトゥットガルト | 十種競技 |
金 | 1995 ヨーテボリ | 十種競技 |
世界室内陸上競技選手権大会 | ||
金 | 1993 トロント | 七種競技 |
ダン・オブライエン(Daniel Dion ("Dan") O'Brien、1966年7月18日 - )は、アメリカ合衆国オレゴン州ポートランド出身の元十種競技選手。1990年代最高の十種競技選手の内の1人と考えられている。1992年に8,891ポイントという当時の世界記録を作ったが、アメリカ国内のオリンピック予選で棒高跳を失敗したため、その年のオリンピックには出場できなかった。
彼はオレゴン州で、アイルランド系アメリカ人家族の養子として育てられ、アイダホ大学を卒業する。大学で十種競技に参加。アイダホ大学のコーチであるミハエル・ケラーの下でオリンピックと世界陸上選手権に備えて練習する彼の名前は、アイダホ大学外でも知られていく。
1991年、1993年及び1995年の世界陸上選手権十種競技で金メダルを獲得。さらに、1996年アトランタオリンピック十種競技でも金メダルを獲得する。
その4年前の1992年には、リーボックによるテレビコマーシャルキャンペーンにライバルだったデーブ・ジョンソンと共に起用される。コマーシャルの題名は「Dan and Dave」(ダンとデーブ)。1992年のオリンピックに向けてリーボックと十種競技選手への関心を集めるつもりだったが、オブライエンはオリンピック予選の棒高跳びで3回連続失敗してしまい、結局、オリンピックへの出場資格を得られなかった。予期せぬ失敗でオブライエンがオリンピックへ出場できなくなったため、リーボックは出場資格を得たデーブを応援する広告に変更した。
1990年代終盤にはイタリアの名門ブランド「ヴェルサーチ」の広告にも起用された。
記録
- 屋外
- 十種競技 - 8891点(1992年)
- 100m - 10秒41(-1.6) (1991年)
- 400m - 46秒53(1991年)
- 1500m - 4分37秒50(1991年)
- 110mハードル - 13秒47(0.0) (1995年)
- 走高跳 - 2m13(1995年)
- 棒高跳 - 5m20(1991年、1993年、1995年)
- 走幅跳 - 7m99(+0.4) (1993年)
- 砲丸投 - 16m24(1991年)
- 円盤投 - 52m71(2002年)
- やり投 - 62m90(1995年)
- 室内
- 七種競技 - 6476点(1993年)
外部リンク
- ダン・オブライエン - 国際オリンピック委員会
- ダン・オブライエン - オリンピックチャンネル
- ダン・オブライエン - Olympedia
- ダン・オブライエン - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ
- ダン・オブライエン - 国際陸上競技連盟
- ダン・オブライエン - National Track and Field Hall of Fame
- ダン・オブライエン - TrackField.brinkster.net
- ダン・オブライエン - Munzinger Sports Archives
先代![]() |
男子十種競技世界記録保持者 1992/9/5 - 1999/7/4 |
次代![]() |
ダン・オブライエン
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「デカスロン (漫画)」の記事における「ダン・オブライエン」の解説
アメリカの十種競技選手。連載当時の十種競技世界記録保持者で、世界選手権で三連覇を達成した実在の選手をモデルにしている。万吉たちの最終目標。科学的なトレーニングは優れていても、プリミティブなトレーニングについては上と見た万吉陣営を打ち砕くほどの野獣のような面を持ち、また試合運びにおいてズーカーのような暴力的な人格・万吉のような能天気な人格・シェンクのような女好きな人格を自在に憑依させる能力を持つ、精神・肉体ともに世界最強のデカスリート。本人もそのことを強く自覚しているが、それ故頂点に立ち続ける強いプレッシャーと陰で悪戦苦闘している。
※この「ダン・オブライエン」の解説は、「デカスロン (漫画)」の解説の一部です。
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