タンカー衝突事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 23:45 UTC 版)
「関西国際空港連絡橋」の記事における「タンカー衝突事故」の解説
2018年9月4日13時40分ごろ、日本船籍で日之出海運が所有し鶴見サンマリンが運航する航空燃料タンカー「宝運丸」が、台風21号の強風に流され、空港島から20m離れた下り線の橋桁に衝突し、橋梁が大きく損傷して中央の鉄道線路部までずれ、連絡橋が使用不能となった。宝運丸の乗組員は、海上保安庁のヘリコプターで2名、運航会社の手配した船で9名救出され全員無事であった 。 同月5日、タグボート2隻と警戒船2隻により宝運丸の曳出作業を実施した。 同月7日、被害の少なかった上り線を利用して、下り線損傷部前から空港料金所付近まで対面通行が可能となり、これにより営業用乗合・貸切バス(無料の臨時シャトルバスを含む)、タクシー・ハイヤー(鉄道・バスを利用することが著しく困難な方が利用するものに限る)、通行止め以前に駐車した車両(駐車場から出庫する車両のみ)が通行可能となった。 同月12日から14日にかけて損傷した橋桁の撤去を行った。同月18日には鉄道が運転を再開、これにより臨時シャトルバスの運行を終了。さらに同月21日からは、事業用ナンバーのタクシー・ハイヤーが通行可能となり、翌10月6日には自家用ナンバーの自家用車・レンタカーも通行可能となった。 2019年2月12日から14日にかけて、修復した橋桁の架設を行った。翌3月7日に4車線で復旧し、同年4月8日午前6時に6車線で完全復旧した。
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