タハダス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/05 01:32 UTC 版)
ホンジュラス、ベネズエラ、コロンビアの中央部では、熟したプランテンをスライスして炒めたものをタハダス(スペイン語版)(スペイン語: Tajadas)と呼ぶ。ベネズエラのパベジョン・クリオージョ(英語版)(pabellón criollo)のような伝統的な料理に含まれている。ホストあるいはウェイターがバランダス(Barandas、柵)という俗称をもつものを勧めることもある。これは、皿の横幅いっぱいの長さを持つもので、俗称は皿に対して柵のように見えることに由来する。蜂蜜や砂糖を加えたりバターを加えて炒める場合もあり、その結果、より甘く香りも良好になり金色にキャラメリゼされることになる。プエルトリコとドミニカ共和国では、同様のものがアマリージョス(amarillos)やフリトス・マドゥロス(fritos maduros)として知られている。 ホンジュラスでは、テイクアウト向けの食品として一般的で、フライドチキンと共にテイクアウトし、持ち帰って食べることが一般に行われている。プルペリア(スペイン語版)(スペイン語: Pulpería、雑貨店)と呼ばれる種類の店舗で販売されている。 パナマでもホンジュラスと同様に重要な位置を占め、炊いた米、肉類、豆類などと共にパナマ料理の主要な一部として日常の食生活で消費されている。 ニカラグアでは対照的にタハダスは未熟なプランテンを使用したものを指す。フリタンガ(英語版)(Fritanga)の一部となるか、豚肉の炒め物との組み合わせか、もしくはプランテンの葉の上にキャベツのサラダかフレッシュチーズと共に提供される。 コロンビアのカリブ海沿岸では、タハダスは緑のプランテンの炒め物であり、炙り焼きの肉と共に食される。これは、ヨーロッパや北アメリカにおけるフライドポテトの位置に相当するものである。
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