ソムニウム変身態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 01:30 UTC 版)
ソムニウムはアニムスの花の実を食す事で、超常的な能力を備えた異形の姿に変身する。状況に応じてベターな姿に変わるこの能力が、ベターマンという通称の由来でもある。ソムニウム自身が変異しているというより、用途に応じた身体が新たに形成され、それを本体が内部から操縦するという状態に近い。役目を終えると、宝石のような形の胸腺から本体が脱出し、その場には繊維化した抜け殻だけが残される。こうした構造ゆえ、変身中に大きな損傷を負った際も本体は五体無事のまま生還している。また、変身後は数時間の眠りを必要とする。 ネブラ ラミアがネブラの実を食べて変身する、飛翔可能な形態。体を構成する素材は硬質化した肝細胞に酷似する。頭部のクラッシュウィッパーで対象を叩き固有振動数を調べ、それに合わせた超音波を周囲に放ち、特定の物質のみを粉砕する「サイコヴォイス」が必殺技。ガオガイガーシリーズのマイク・サウンダーズ部隊のソリタリーウェーブライザーは、獅子王雷牙がサイコヴォイスを元にして開発したもの。 フォルテ ラミアがフォルテの実を食べて変身する、ベターマン最強の形態。相手の物質崩壊点(クランブルポイント)を頭部のスライディングサーベルで突き粉砕する「サイコグローリー」が必殺技。カンケル出現の際(物語上でのダイブインスペクション実験の際)に生体死滅インパルスを直接脳に焼き付けられた人間を苗床にして育ったアニムスの花の実がフォルテの実となる。 アクア ラミアがアクアの実を食べて変身する、水中用形態。頭部の刃で敵を切り裂く。泳ぐスピードは600ノットで、ネブラが空を飛ぶよりも速い。水のない場所では、大量の雨を呼び水を操る。敵の体液を鰓から吸い取りDNAを分析し、相手の細胞に自滅指令を出す偽の細胞を周囲に放出し、特定の敵のみを死滅させる「サイコフルード」が必殺技。 オルトス オルトスの実によって変身する。カンケルを倒せる唯一の最終形態。一族の中でもオルトスの実に耐性を持つ選ばれた者しか変身できない。体を構成する細胞は、寿命なしで分裂し続ける生殖細胞で出来ており、カンケルの死滅細胞の攻撃を相殺できる。頭部のファイアリングサーベルを発射し、対象の全ての遺伝情報を一気に引き出し消滅させる「サイコバース」が必殺技。 魔門、オフィサー、麻御の3つのフォルテの実を合成することで実を成した変種。 ルーメ セーメがルーメの実を食し変身する人型の形態。ルーメ本来の女性の姿でもあり、光熱と電磁波を操る。実には使用回数制限と制約があるらしい。火乃紀の母を苗床に育った実であると推測される。 トゥルバ ボダイジュがトゥルバの実を食べて変身する、飛翔可能な形態。形状はネブラに近い。空気や気圧を自在に操る。真空波と圧縮酸素弾を交互に繰り出すことにより、特定物質のみを破壊する「サイコカーム」が必殺技。 ポンドゥス パキラ老がポンドゥスの実を食べて変身する、人型のまま全身が発光した形態。引力を操ることができ、物質のもつ内部引力を利用して対象を圧縮消滅させる。『覇界王〜ガオガイガー対ベターマン〜』では、ヒイラギの変身する新規デザインの姿が活躍している。
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