ハイドン:ソナタ 第50番(ウィーン原典版番号) ニ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ハイドン:ソナタ 第50番(ウィーン原典版番号) ニ長調 | Sonate für Klavier Nr.50 D-Dur Hob.XVI:37 op.30-3 | 作曲年: -1780年 出版年: 1780年 初版出版地/出版社: Artaria |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | 第1楽章 Mov.1 Allegro con brio | 4分00秒 | |
2 | 第2楽章 Mov.2 Largo e sostenuto | 3分00秒 | |
3 | 第3楽章 Mov.3 Finale: Presto ma non troppo | 3分30秒 |
作品解説
正確な作曲年は不明であるが、1780年にHob. XVI/35~39までの作品から成る「ソナタ集 第1巻」としてウィーンで出版されたことから、それ以前の作であることがわかっている。このソナタ集はアウエンブルッガー姉妹に献呈されている。全3楽章から成る。
第1楽章はアレグロ・コン・ブリオの4分の4拍子でニ長調。第1主題は左右が収斂するような音形が特徴的である。一方、第2主題は右手の刺繍音による音形に、左手の3度が添えられている。展開部(第41小節~)は比較的短く、主として第1主題が展開される。そして、再現部(第61小節~)へと切れ目なく続く。
第2楽章は緩徐楽章で、ラルゴ・エ・ソステヌートの4分の3拍子。第1楽章の同主短調にあたるニ短調で書かれている。前半と後半から成るが、全19小節と比較的コンパクトな構成になっている。この楽章の終わりはいかなる調の完全終止にもよらないことが特徴的である。そこでは、フェルマータを付されたニ短調の属和音が響く。そして、この和音を同じく属和音として共有する同主長調のニ長調で書かれたフィナーレへとアッタッカで続く。
第3楽章のフィナーレは、前述の通りニ長調で、プレスト・マ・ノン・トロッポの4分の2拍子。ロンド形式による。その主題は、右手の上行する音形が特徴的なメロディーとそれに添えられた左手の重音から成る。
「ソナタ 第50番 ニ長調」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女はソナタ形式の曲をひいた
- ニ長調ソナタ
- ホ短調のソナタ
- このソナタの通奏低音部はオルガンによって演奏される。
- 「冬のソナタ」を例に挙げるまでもなく、いまや時ならぬ韓流ブームである。
- 彼女はソナタを演奏した。
- ソナタを一曲弾いてあげよう。
- 彼は自作のピアノソナタを演奏した.
- ソナタ形式の音楽作品.
- 興味深いことには, 彼がそのソナタを作曲した時わずか 7 歳でした.
- (ピアノで)ソナタを弾く.
- 彼女はそのピアノソナタを見事に演奏した.
- バッハの無伴奏チェロソナタ.
- むずかしいリストのソナタを弾きこなすなんてその少年は只者ではないといえよう.
- 『クロイツェル・ソナタ』 をただひとつの例外として, トルストイの作品は皆非常な歓迎を受けた.
- 少年はバイオリンソナタを見事に演奏した
- 技術的に完全であるが、乾燥したソナタの演奏
- その作品の最後のソナタ
- ソナタの人並みの演奏
- ピアニストはソナタで最も美しい一節を、スラーを付けて演奏した
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