ハイドン:ソナタ 第51番(ウィーン原典版番号) 変ホ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ハイドン:ソナタ 第51番(ウィーン原典版番号) 変ホ長調 | Sonate für Klavier Nr.51 Es-Dur Hob.XVI:38 op.30-4 | 作曲年: -1780(1770-75?)年 出版年: 1780年 初版出版地/出版社: Artaria |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | 第1楽章 Mov.1 Allegro moderato | 5分30秒 | |
2 | 第2楽章 Mov.2 Adagio | 4分00秒 | |
3 | 第3楽章 Mov.3 Finale: Allegro | 2分30秒 |
作品解説
1779-1780年にかけて作曲された。全3楽章から成る。
第1楽章の変ホ長調は、アレグロ・モデラートの4分の4拍子。冒頭の主題は、1オクターヴ下降する主調の音階で開始する。このような音階的な音の動きは、この楽章全体を通してよく見られる。展開部(第29小節~)では、同音反復が特徴的な経過的楽句がまず扱われた後、冒頭の主題も扱われる。第2主題(第19小節~)はここでは見られない。再現部(第49小節~)では、第1主題と展開部で扱われた経過的楽句の間にフェルマータが付されている。第2主題の再現(第66小節~)以降は、移調することにより提示部に忠実に再現されている。
第2楽章のアダージョは8分の6拍子で、主として、交互に現れるハ短調と、その平行調にあたり第1楽章と同じ調である変ホ長調から成る。どちらの調の部分も、上行する跳躍音形が特徴的である。そして、この楽章の終結部分は、変ホ長調の主和音の第1転回形を反復し、その最後の音にフェルマータを付した後、アッタッカで次の楽章へと入る。
第3楽章のフィナーレはアレグロの4分の3拍子で、変ホ長調による。3部形式で書かれており、冒頭の主題は、オクターヴに重ねられた左手の低音に伴われている。中間部(第29小節~)では変イ長調に転調する。そして、その後ダ・カーポをして最初の部分をそのまま反復して、この楽章を閉じる。
「ソナタ 第51番 変ホ長調」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女はソナタ形式の曲をひいた
- ニ長調ソナタ
- ホ短調のソナタ
- このソナタの通奏低音部はオルガンによって演奏される。
- 「冬のソナタ」を例に挙げるまでもなく、いまや時ならぬ韓流ブームである。
- 彼女はソナタを演奏した。
- ソナタを一曲弾いてあげよう。
- 彼は自作のピアノソナタを演奏した.
- ソナタ形式の音楽作品.
- 興味深いことには, 彼がそのソナタを作曲した時わずか 7 歳でした.
- (ピアノで)ソナタを弾く.
- 彼女はそのピアノソナタを見事に演奏した.
- バッハの無伴奏チェロソナタ.
- むずかしいリストのソナタを弾きこなすなんてその少年は只者ではないといえよう.
- 『クロイツェル・ソナタ』 をただひとつの例外として, トルストイの作品は皆非常な歓迎を受けた.
- 少年はバイオリンソナタを見事に演奏した
- 技術的に完全であるが、乾燥したソナタの演奏
- その作品の最後のソナタ
- ソナタの人並みの演奏
- ピアニストはソナタで最も美しい一節を、スラーを付けて演奏した
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