センチュリー
英語で1世紀(100年)を意味する。初代モデルは1967年9月に発売したが、この年はちょうど明治から数えて100年。トヨタ創業の父・豊田佐吉の生誕100年にあたり、それを記念してのネーミングとなった。
トヨタは55年1月に初代クラウンを発売したが、クラウンが順調に伸び、それとともにクラウン・エイトがそのトップモデルとして64年4月に登場、センチュリーはさらに上の最高級車として世に出た。バリエーションはA、B、C、Dの4タイプがあり、Dが最高級グレードで、発売時の価格は268万円(東京23区店頭渡し)。ボンネット先端に付けたシンボルマークは、宇治・平等院の鳳凰をかたどった格調高いものだった。
2代目は97年4月に登場した。実に30年ぶりのフルモデルチェンジだった。基本スタイルは変わらないが、顔であるラジエーターとランプまわりを一新。しかし、最大の変更はエンジンで、V8・4LからV12・5Lに換装したこと。片側6気筒でも動く。その後、2000年4月に一部改良、車両安定制御システムVSCやクルーズコントロール、DVDナビゲーションなどの最新装置を装備した。盗難対策用のエンジンイモビライザーも付いた。さらに1年後、2001年5月にマイナスイオン発生装置の採用や、ETC対応車載機器、ヘルプネット対応ユニットの販売店装着オプションの設定などがあった。国産車としては唯一、V12エンジン搭載の本格VIPカーである。
2003年1月、CNG:圧縮天然ガスエンジンシステム搭載車をリリース。V12・5Lエンジンをベースにシリンダーヘッドを改造、燃料タンクやインジェクターなど燃料系にも変更を加え、超一低排出ガス相当のクリーンな排気を実現した。NAエンジン同様、6気筒でも走行が可能。価格は1350万円。
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