泉郷紫水【センキョウシスイ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第5455号 |
登録年月日 | 1997年 3月 7日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 泉郷紫水 よみ:センキョウシスイ |
|
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 3月 8日 | |
品種登録者の名称 | 株式会社国華園 | |
品種登録者の住所 | 大阪府和泉市善正町10番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岸脇淳介 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の育成系統に「国華流美」を交配して育成されたものであり,花は紫ピンク色の間管で観賞用鉢植え向きの大輪花である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈はやや高である。茎の太さは 8.0mm以上,色は緑,強さは強,稜の程度はやや低,稲妻型屈曲は有,節間長は10~19mmである。葉身長は 150~199mm,葉幅は 75~99mm,葉の基部の形は平,先端部分の形は尖,一次欠刻は 0.70~0.89,二次欠刻の程度は高,葉の欠刻底部の形は中間,欠刻底部の突起は有,葉裂片縁部の重なりはやや重なる,光沢はやや低,厚さ及び硬さは中,葉柄の着生角度はやや上向,葉全体の角度は垂れる,葉身の巻き方は平,凹凸は中である。たく葉の有無は部分的にある,分布状態は主に片側,形は深裂しない,大きさは小である。つぼみの形は平,花の大きさは250mm以上,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数は400~599,管状花数は10~49である。花弁の形は管弁2(先玉のある管弁),先端の形は尖る,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは 110mm以上,幅は 2.0~4.9mm,外花弁の表面及び裏面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート 8903),色の分布状態は均一,花の中心部の色は外弁と同色である。総ほう部から花頂部までの高さは60~79mm,花首の長さは80~99mm,太さは5.0~5.9mmである。季咲の開花期は秋で,育成地(大阪府和泉市)における自然開花は11月上旬である。 「泉郷望川」と比較して,茎の色が緑であること,節間長が短いこと,葉の基部の形が平であること,舌状花裏面の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和60年に出願者所有の系統「お 143(桃花・太管)」に「国華流美(濃赤花・間管)」を交配して得られた実生から選抜,育成されたものであり,以後,繁殖を行いながら露地及び鉢植え栽培で特性の調査を続け,平成4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- 泉郷紫水のページへのリンク