スギカミキリ

デジタル大辞泉

すぎ‐かみきり【杉天^＝牛】

読み方：すぎかみきり

カミキリムシ科の昆虫。体長12〜27ミリ、黒色で、前翅(まえばね)に卵形の4個の黄紋がある。時に2個や無紋のものもある。幼虫は杉やヒノキの樹皮下に穴をあけ、材部を食害する大害虫。

難読語辞典

杉天牛

読み方：スギカミキリ（ｓｕｇｉｋａｍｉｋｉｒｉ）

カミキリムシ科の昆虫

カミキリ図鑑

スギカミキリ

和名	スギカミキリ
学名	Semanotus japonicus (Liacordaire, 1869)
名称由来
分布	本州、佐渡、隠岐、四国、九州、屋久島；台湾
寄生植物	スギ、ヒノキ、サワラ
標本処理	亜硫酸○　酢酸エチル○
体長	14-23mm

２０１０年５月東京都産

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２００１年５月南会津産


２００８年３月２６日埼玉県熊谷市産　採集及び撮影：鈴木孝夫氏

森林生物図鑑

スギカミキリ

和名：スギカミキリ

学名：Semanotus japonicus (LACORDAIRE)

コウチュウ目，カミキリムシ科

分布：本州，四国，九州，台湾

写真（上）：スギカミキリ雄雌成虫

写真（下）：スギカミキリ幼虫

説明 幼虫がスギ，ヒノキ等の内樹皮を食害する穿孔性害虫で，その被害は「はちかみ」と呼ばれている。体長は雄10〜18mm，雌12〜25mm。一般に1年で1回，まれに2年に1回発生。成虫は，桜（そめいよしの）が咲く春先に出現し，すぐに交尾後，粗皮の隙間に産卵する。幼虫は外樹皮および内樹皮に穿孔して，内樹皮と形成層を食害するため，，木が枯れたり，材価が下がる。8〜9月になると老熟幼虫は材内に穴を掘って蛹化・羽化するが，羽化成虫は翌春まで材内にとどまる。防除：被害木の樹幹や未被害木へ薬剤を散布して，脱出成虫の殺虫や産卵防止を行う。また，成虫捕殺用の粘着バンドや，卵の孵化阻害剤を塗布したバンドを樹幹に巻いておく。抵抗性品種の育種や天敵微生物を利用した殺虫方法なども検討されている。

動物名辞典

杉天牛

読み方：スギカミキリ（ｓｕｇｉｋａｍｉｋｉｒｉ）

カミキリムシ科の昆虫

学名 Semanotus japonicus