出羽の雪2号【デワノユキ2ゴウ】(林木)
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登録番号 | 第5299号 |
登録年月日 | 1996年 11月 21日 | |
農林水産植物の種類 | すぎ | |
登録品種の名称及びその読み | 出羽の雪2号 よみ:デワノユキ2ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人林木育種センター | |
品種登録者の住所 | 茨城県多賀郡十王町大字伊師3809番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 太田昇 向田稔 佐藤啓祐 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,山形県下の民有林から雪害抵抗性品種として選抜し育成されたものであり,単幹状で樹冠形が円錐体,耐雪性の強い用材向きの品種である。 樹形は単幹状,樹冠形は円錐体,幹の通直性は直,完満性は完満,真円性は正円である。心材の色は暗褐,辺材の色は淡黄,繊維の長さは中,樹脂の多少は少,材の比重は小である。樹皮の色は赤褐,厚さは中,き裂紋様は網肌である。枝の太さは中,長さは短,枝角,枝付き密度及び自然落枝性は中である。葉身の長さは中,夏葉の色は濃緑,冬葉の色は銀緑,葉の曲りは接線,着生角度は中である。球果の形は卵形,大きさは中,球果及び雌花の色は淡黄褐,結実性は少である。耐雪性は強,耐陰性は中,虫害抵抗性はスギカミキリ類で中である。 「山形県 8号」及び「山形県 9号」と比較して,幹の通直性が直であること,心材の色が暗褐であること,耐雪性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,「林木の抵抗性育種事業」及び「気象害抵抗性育種事業」に基づき,昭和45年から56年にかけて山形県下の民有林から選出した 131個体のすぎから優れた性質を有する78個体をさし木により増殖し,雪害抵抗性,樹高成長性等の検定の結果選抜され,諸特性を確認して平成6年に育成を完了したものである。 |
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