出羽N-1号【デワNー1ゴウ】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9296号 |
登録年月日 | 2001年 8月 16日 | |
農林水産植物の種類 | なめこ | |
登録品種の名称及びその読み | 出羽N-1号 よみ:デワNー1ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 8月 17日 | |
品種登録者の名称 | 山形県 | |
品種登録者の住所 | 山形県山形市松波二丁目8番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 森川東太、三河孝一、阿部征二、増川一臣、白田金次郎、佐藤充、伊藤晶夫、安在哲夫、降幡和男、石澤實 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、野生種(山形県産)から系統選抜し育成されたものであり、菌さんの形は丸山形で明黄橙色の施設栽培向きの品種である。菌糸の生長最適温度は24℃、菌糸密度は普通である。最適温度における子実体発生までの期間は111~120日、温度較差は6~8℃、処理温度は11~15℃、生長最適温度は14~16℃である、発生型は叢生、1瓶当たりの収量は127gである。菌さんの形は成育初期は半球形、成熟時は丸山形、色は成育初期及び成熟時は明黄橙色、肉質及び粘着物は普通である。菌柄の形は2型、太さは普通、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は1:1.3である。「北研N151号」と比較して、菌床表面の皮膜形成が多いこと、生育初期の菌さんの色が明黄橙色であること等で、「河村KN245号」と比較して、生育初期の菌さんの断面の形態が半球形であること、成熟時の菌さんの断面の形態が丸山形であること等で区別性が認められる。なお、「北研N151号」、「河村KN245」等の対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に出願者の施設(山形県寒河江市)において、野生種(山形県産)の系統選抜を行い、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「月山N-1号」であった。 |
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