出羽燦々【デワサンサン】(食用作物)
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登録番号 | 第5545号 |
登録年月日 | 1997年 3月 19日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 出羽燦々 よみ:デワサンサン |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 山形県 | |
品種登録者の住所 | 山形県山形市松波二丁目8番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 後藤清三 佐藤晨一 櫻田博 菊地栄一 中場勝 谷藤雄二 黒木斌雄 佐野智義 中場理恵子 山川淳 横尾信彦 結城和博 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「美山錦」に「青系酒97号」を交配して育成された固定品種であり,育成地(山形県山形市)における成熟期は中生の中,草型は穂重型,精玄米千粒重が大きく,心白の多い酒造原料用品種である。 草型は穂重型,稈長はやや長,稈の細太は太,剛柔は剛,止葉の直立の程度は立,葉身及び葉鞘の色は濃緑である。穂長はやや長,穂数は少,粒着密度及び穂軸の抽出度は中である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は無である。玄米の形はやや円,大小及び精玄米千粒重は大,玄米の見かけの品質は中の中,光沢はやや良,心白の多少は多,大小は大である。出穂期及び成熟期は中生の中,障害型耐冷性はやや強,穂発芽性は中,耐倒伏性はやや強,収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a ,穂いもちほ場抵抗性は中,葉いもち及び白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱である。 「美山錦」と比較して,心白が多いこと,耐倒伏性が強いこと,いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,山形県農業試験場(山形市)において,昭和60年に「美山錦」に「青系酒97号」を交配し,62年に雑種第4代で個体選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。平成元年から生産力検定試験,3年から「山形酒49号」の系統名を付して奨励品種決定試験を行い,その特性を確認して育成を完了した。6年は雑種第11代である。 |
出羽燦々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 23:15 UTC 版)
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