雪女神
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 05:48 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動雪女神 | |
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属 | イネ属 Oryza |
種 | イネ O. sativa |
交配 | 出羽の里×蔵の華 |
亜種 | ジャポニカ O. s. subsp. japonica |
品種 | 雪女神 |
開発 | 山形県 |
雪女神(ゆきめがみ)は、2015年(平成27年)に山形県で育成されたイネ(稲)の品種[1]。「蔵の華」を花粉親、「出羽の里」を種子親とする交配によって育成された酒米の一つ[1]。山形県の2017年(平成29年)産醸造用米の選択銘柄となっている[2]。山形や純粋な大吟醸酒をイメージした「雪」に、女性にも愛される酒になるようにとの願いを込めた「女神」から命名された[1]。
品種特性
山形県が2001年から開発に取り組み[3]、同県最初の大吟醸向け品種として育成された[1]。熟期は中生[1]。短稈で耐倒伏性が強い[1]。
千粒重は26.9gと「出羽燦々」に比べて約1g大きく、心白発現率も高い[1]。心白が小さいため50%以上の精米が可能[1]。タンパク質含有量が少なく、大吟醸に向く[1]。
脚注
参考文献
- 井上, 繁『47都道府県・米/雑穀百科』丸善出版、2017年10月25日。ISBN 9784621301821。
- 副島, 顕子『酒米ハンドブック』文一総合出版、2017年7月31日、改訂版。 ISBN 9784829981535。
関連項目
雪女神(ゆきめがみ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 23:15 UTC 版)
2001年、都道府県による開発。同県立農業総合研究センターにて出羽の里/蔵の華を交配、2015年に品種登録申請。中価格帯向けの出羽燦々、低価格帯向けの出羽の里に続き、高価格帯を視野に入れた高精米用品種を目指したもので、出羽燦々より玄米品質は優り、粗タンパク質は低く、心白は発現率は高く点状型。山形県では同米をもって、大吟醸の原料米として一般的な山田錦依存の脱却を目指す。
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