シーズン中のウェイバー公示の撤回
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 00:31 UTC 版)
「金本明博」の記事における「シーズン中のウェイバー公示の撤回」の解説
2007年4月26日、球団は金本の野手転向に伴い今年中の一軍昇格は無理だと判断した事と、もしもの時に備えて70人枠ギリギリの選手枠に空きを作りたいという理由から金本をウェイバー公示し、公示期限の5月3日までに他球団が獲得の意思を示さない場合、育成選手として契約を結び直すことを決めた。しかし、育成選手としての再契約を前提としたウェイバー公示や、支配下選手登録枠に空きを作るためという育成選手枠の利用の仕方に選手会から抗議を受けた。なお、従前よりシーズンオフに支配下登録選手を自由契約とし、即時に育成選手として契約することが行われていたが、これについては選手会は問題としていない。 5月1日、セ・リーグは中日球団に対し、ウェイバー公示を取り消す事を通告した。野球協約にはリーグにウェイバー公示を取り消す権利は規定されていないが、セ・リーグの豊蔵一会長は「承知の上」としている。 5月7日、中日球団はウェイバー公示の再申請を行ったが、セ・リーグはこれを却下。中日球団はこの決定を不服とし、コミッショナーに提訴する方針である事を発表した。 5月11日、中日球団はコミッショナーへの提訴を断念。西川球団社長は「他球団との仲が険悪になり、こちらに不利益になると判断した」とコメントした。これで金本は少なくとも2007年度までは、支配下選手としてプレーする事になった。なお、一部で報じられていた金本への戦力外通告の可能性に関しては「長い目で見ている」とこの時点では否定した。 10月29日、球団から来季の支配下選手契約を結ばない旨の通告を受け、育成選手として再契約を結ぶ事を持ちかけられたが金本はそれを拒否、そのまま自由契約となり現役を引退した。 2009年5月4日午前0時半ごろ、山形県酒田市中町で他人の物置の出入り口のシャッターを右足で蹴り、傷つけた疑いで逮捕された。酒田警察署によると、金本は路上で友人らとトラブルを起こし警察官から事情を聴かれていたところ、突然シャッターを蹴ったとしている。
※この「シーズン中のウェイバー公示の撤回」の解説は、「金本明博」の解説の一部です。
「シーズン中のウェイバー公示の撤回」を含む「金本明博」の記事については、「金本明博」の概要を参照ください。
- シーズン中のウェイバー公示の撤回のページへのリンク