シリオ・H・サンティアゴと疑似米国映画
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「ジョーニー・ガンボア」の記事における「シリオ・H・サンティアゴと疑似米国映画」の解説
1970年代から米国市場を意識したエディー・ロメロ監督やシリオ・H・サンティアゴ監督作品にも脇役出演する様になった。彼等の手掛けた作品群は自ら製作したものや米国のロジャー・コーマン等の独立系製作者との合作が多かった。 サンティアゴとは1990年代の末まで関わり、『アマゾネス刑事/死の標的』(1986年/未/ビデオ)の華僑の顔役や『ラン・メイ/ベトナムの熱い日(ダーティ・コマンドー/地獄の要塞)』(1989年/未/ビデオ/TV放映)の北ベトナム軍大佐役が主なものである。また、サンティアゴ一派のクラーク・ヘンダースン監督の『地獄からの復讐/コマンドー・ウルフ』(1987年)では南ベトナムの汚職政治家と言った具合にフィリピン人ではなく外国人の役が殆どで、主役側から見ての悪役が目立った。尚、ガンボアと同時代に活動したベテランや中堅どころの脇役俳優であるヴィック・ディアス、レオ・マルティネス、ジョー・マリ・アヴェラーナ、ラモン・ダサルヴァ等もサンティアゴ作品では同様な立ち位置だった。 ピーター・フォンダが脚本を担当したベトナム戦争物の合作『デッドロック/ベトナム死の掟』(1989年/未/ビデオ)でも矢張り北ベトナム軍の大尉役だった。他にも香港のゴッドフリー・ホー監督がチャールズ・リーの変名で手掛けたパッチワーク映画『ソルジャー・ターミネーター/特攻人間兵器』(1988年/未/ビデオ)には既存のフィリピン映画のフッテージにアンソニー・アロンソと共に姿を見せる。
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