秀芳白王【シュウホウハクオウ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第5694号 |
登録年月日 | 1997年 7月 28日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 秀芳白王 よみ:シュウホウハクオウ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 7月 31日 | |
品種登録者の名称 | 山手正則 | |
品種登録者の住所 | 広島県芦品郡新市町大字金丸673番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手正則 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「夏秀力」に8月咲白系一輪菊の混合花粉を交配して育成されたものであり,花は一輪仕立ての黄白色で切花向きのやや大輪花である。 草型は直立性,草性は高性,主たる仕立て法は一輪仕立て,開花時の草丈は高である。茎の太さは4.0~5.9mm,色は淡緑,強さは強,縦じわは低,稲妻型屈曲は無,節間長は20~29mmである。葉身長及び葉幅は50~74mm,基部の形は平,先端部分の形は尖,葉の一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度は低,葉裂片緑部の重なりは平行する,葉の表面の色は緑,裏面の色は淡緑,光沢度,厚さ及び硬さは中,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は深裂しない,大きさは小である。つぼみの形は平,花房の形は平形,花の大きさは110~149mm,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数は200~399,管状花数は10~49,分布は集中,全長は6.0~6.9である。花弁の形は管弁1,先端の形は丸い,外花弁の反り方は平,内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは50~69mm,幅は5.0~9.9mm,外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2902),外花弁の角度は上向きである。花たくの形は平らなドーム状,大きさは12.5~14.9mm,総ほうの大きさは30~39mm,総ほう部から花頂部までの高さは40~49mm,花首の長さは40~59mm,太さは6.0~6.9mmである。季咲きの開花期は夏で,育成地(広島県芦品郡新市町)における自然開花期は8月上中旬である。 「秀芳初春」と比較して,たく葉が全体的にあること,花弁先端の形が丸いこと、花弁の幅が狭いこと,花首が太いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において,「夏秀力」に8月咲白系一輪菊の混合花粉を交配して得られた実生の中から選抜,育成されたものであり,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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