シャーロックの帰還
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 02:46 UTC 版)
前シリーズ最終話『ライヘンバッハ・ヒーロー』でシャーロックが偽装自殺してから、その方法についてファンの間では議論が巻き起こり、検証動画を投稿するファンまで現れた。当話のDVD特典映像"The Fall"(飛び降りのからくり)には、"SETLOCK"(セットロック、このシリーズの撮影やセット見学に訪れること)に訪れたファンの推論がいくつか収録されている。そうしたファンの推論は、一部が作品に取り入られている。脚本のモファット・ゲイティスは、前作『ライヘンバッハ・ヒーロー』でのシャーロックの行動に、ヒントがいくつも隠されていたと明かしている。 シャーロックの使った方法については、本物からダミーまで数種類のプロットで撮影が行われた。あまりに沢山の方法が撮影されたため、マスコミですらどれが本当か分からなかったようだと、スー・ヴァーチューが語っている。 シーズン3のプロモーションとして、BBCとハーツウッド・フィルムズ(英語版)は、1台の霊柩車を用意した。放送日を告知するように、"SHERLOCK 01 01 14 - BBC ONE"と花が飾られた霊柩車は、2013年11月29日にロンドン中を走り番組宣伝を行った。また、11月23日に放送された『ドクター・フー』50周年スペシャル「ドクターの日」にて、ティーザー予告とハッシュタグ"#SherlockLives"(訳:シャーロックは生きてる)が公開されている。 劇中シャーロックの生存が速報された際に、「シャーロックは生きていた」とするハッシュタグがトレンド入りした描写がある。これは元々、『空き家の冒険』発表時に読者が熱狂したことに由来するが、この現象はドラマ放送時にも実際に起こった。マーク・ゲイティスが元日の放送を告知したツイートは6000回以上もリツイートされ、放送中にもハッシュタグ"#SherlockLives"を付けたツイートが98000件以上も投稿された。 一方で、脚本では偽装自殺の方法が煙に巻かれており、劇中のアンダーソンや脚本陣の言う通り、シャーロックの答える方法が本当に使われたかどうかは確証が無い。なお方法の説明シーンではできるだけ実際の映像を使い、CGは最小限にしたと語られている。
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