サルサに深く関わった者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 06:45 UTC 版)
「WILD HALF」の記事における「サルサに深く関わった者」の解説
葛城三月(かつらぎ みつき) 1973年 3月3日生まれ(魚座)、血液型O型、21歳没(生きていれば24歳)、身長175cm・体重68kg。サルサの最初の飼い主。志弩の異母兄弟の弟。複雑な家庭の事情から友達がいなかった為に兄である志弩を慕っていた。志弩がサルサを殺そうとして作った毒薬を誤って飲んだことで亡くなった。サルサと志弩の回想から、最後はサルサに介錯される形で死んだと思われる。 おだやかで優しい性格。サルサの本性を知っても動じず飼い主として愛情を注ぎ続けた。また健人に比べると大人で、サルサのわがままに対しても寛容であったためか、サルサは健人と三月を比較することが多く、三月のことを「できた飼い主だった」と言って健人をあてこすることもあった。だが、作者からは「サルサと志弩、どちらかを選ぶ事が出来ず、どちらも不幸にしてしまった」と評されている。元々主人公として想定されていたキャラクター。 三月という名前は、三月生まれのため。葛城という苗字は歌手の「葛城ユキ」から。 葛城志弩(かつらぎ しど) 1969年10月29日生まれ(蠍座)、血液型AB型、初登場時年齢27歳、身長178cm・体重75kg。三月とは異母兄弟の兄。実父が他の女性に産ませた子であり、実母であるその女性が亡くなった為に父親のもとに来るが、父親と三月の母からは敬遠されている。唯一三月だけが彼を家族として慕っており、志弩自身も三月を誰よりも大事に思っていた。医学生。獣人族について調べていくうちに、三月を心配するがあまりサルサに対して激しい敵意を抱くようになり、サルサに毒薬を飲ませようとするが、三月が飲んでしまい死んでしまう。しかしその際三月はサルサに殺されたと誤解し、三月の遺言のためサルサもその誤解を解こうとはせず、以後サルサに対し強い憎悪を持つ。 健人とサルサの前に現れ破重音でサルサを追い詰めるが、健人を傷つけたためにサルサは新しい能力マーキングを発現させる。両腕を折られ敗走するが、その後もクロウと取引を交わすなど、サルサを殺すために暗躍していた。 その後しばらく出番がないままであったが、最終話「約束が生まれる場所」にて再登場する。この時点では既に忠治によって三月の死の真相を聞かされていたが、サルサへの復讐をやめることはできず、夜のマンションの屋上で能力を失ったままのサルサと対決し、「お前は“情”と“憎しみ”どちらを生み出すために生まれてきたんだ?」と問いかけた。このあとに一時的に能力を取り戻したサルサからその答えを受け取り、自分の中にある“情”を信じることを『約束』して姿を消す。 名付け親は作者の当時の担当で、当人曰く「悪役っぽくてかっこいい名前」とのことだが、作者は後にそれに賛同してしまったことに後悔したと述べている。
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