サテライト アセンブリ [satellite assembly]
サテライトアセンブリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 14:52 UTC 版)
「アセンブリ (共通言語基盤)」の記事における「サテライトアセンブリ」の解説
一般に、アセンブリはニュートラルカルチャのリソースのみを含んでいるべきである。アセンブリをローカライズしたい場合(例えばロケールによって異なった文字列を参照したい場合)、サテライトアセンブリを使う。サテライト (英: satellite) とは「衛星」あるいは「従者」の意味であり、サテライトアセンブリはリソースのみを含む特殊なアセンブリである。サテライトアセンブリはFusion(後述)によってロードされないので、コードを含めるべきではない。その名前が示すように、サテライトアセンブリはメインアセンブリと呼ばれるアセンブリに関連付けられる。各サテライトアセンブリは、メインアセンブリ名の末尾に「.resources」を付加した名前をもつ。例えば、メインアセンブリが「lib.dll」であれば、サテライトアセンブリは「lib.resources.dll」となる。サテライトアセンブリは非ニュートラルカルチャをもつが、Windowsのファイルシステムはこれを認識することはできないので、異なるカルチャをもつサテライトアセンブリを作成するとファイル名が重複してしまう。これを防ぐために、サテライトアセンブリはアプリケーションフォルダ下のカルチャ別のフォルダに格納される。例えば英国英語のカルチャをもつサテライトアセンブリが「lib.resources Version=0.0.0.0 Culture=en-GB PublicKeyToken=null」という名称だったとすると、ファイル「lib.resources.dll」は「en-GB」というサブフォルダに格納される。 サテライトアセンブリはSystem.Resources.ResourceManagerクラスによってロードされる。リソースを取り出すために、開発者はメインアセンブリの情報とリソースの名称を提供しなければならない。ResourceManagerクラスは実行環境のロケールを読み取り、その情報とメインアセンブリ名からサテライトアセンブリ名とそれが格納されたサブフォルダ名を取得する。そしてそこからサテライトアセンブリをロードし、ローカライズされたリソースを取得する。
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「サテライト アセンブリ」の例文・使い方・用例・文例
- 女性が安心して働くためには、生涯の仕事の機会を増やし、フレックスタイム、サテライトオフィス、託児所の充実などが必要である。
- サテライトスタジオという,中継放送用のスタジオ
- サテライト局という施設
- メトロポリスサテライト構造という,工業国に第一次産品生産国が従属する世界構造
- サテライトRNAというウイルス
- 堕落しているか腐食された断片(必要であるとき、新素材を組み込む)からの破壊した記念碑の考古学的な再アセンブリ
- 電子サブアセンブリから成るコンピュータの回路
- 分子のアセンブリにおける総エネルギーは、等しく分配されず、統計的分布に従い、平均値のあたりで分配される
- アセンブリー言語をコンピュータ言語に翻訳するプログラム
- より高級な言語で書かれた命令を解読して、アセンブリ言語プログラムを作り出すプログラム
- 規律か主義の問題を規制するために召集される異なった教会、または教区の神学者、司教、および他の代表のアセンブリ
- 米国独立戦争と米国独立戦争の後に会った反逆者居留地から代表で構成された立法上のアセンブリ
- 前のソ連における、ロシアとある他の共和国の支配的なアセンブリにおける立法機関
- アセンブリ言語という,プログラム言語
サテライト アセンブリと同じ種類の言葉
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