サイコダイブとサイコダイバーとは? わかりやすく解説

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サイコダイブとサイコダイバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 07:15 UTC 版)

サイコダイバー・シリーズ」の記事における「サイコダイブとサイコダイバー」の解説

この作品中核となるアイディアはサイコダイブである。これは、人の精神潜り込みダイブし)、対象の持つ記憶情報入手すること、対象隠されトラウマ発見すること、そこから派生して精神操作まで行うことが可能という技術である。「テレパシーのような超能力ではなく素質専門知識をもった人間専用機器用いて行う科学技術である」という前提と、それなしでサイコダイブを行う天才(あるいは異才)を主人公規定しているところが作品特徴となっている。 ただし、夢枕獏作品サイコダイバーという職業登場するのは、『魔獣狩り淫楽編)』が最初ではない。連載開始(『月刊小説昭和58年1983年2月号「女体暗黒祭」)のほぼ2年半前、『奇想天外昭和55年1980年10月号に掲載され短編「てめえら、そこをどきやがれ」に膛馬明(とうま あきら)というサイコダイバー登場している(本作は後に、主人公毒島獣太変更し大幅に内容書き換え上で呪禁道士/憑霊狩り』に収録されサイコダイバー・シリーズ一部となった)。もっとも作者によると、発表前後したが、書き始めたのは『魔獣狩り淫楽編)』の方が先だったと言う。ただ、『魔獣狩り淫楽編)』は途中で詰まって書けなくなってしまい、サイコダイバーというアイデア流用して気分転換で「てめえら、そこをどきやがれ」を書いたのだと言う。 なお、サイコダイバー発想の源は、1978年第9回星雲賞日本短編部門)を受賞した小松左京短編SF小説ゴルディアスの結び目』に登場したサイコ・デテクティブという職業であり、これからいただいたものだと夢枕獏述べている。サイコ・デテクティブは、サイコダイバー同じくコンバーター呼ばれる機械用いて被験者精神浸透(インベスティゲイション)する。なお「サイコ・デテクティブ」を自称する主人公が自らの仕事水槽汚れ掃除する潜水夫みたいなものと説明している。

※この「サイコダイブとサイコダイバー」の解説は、「サイコダイバー・シリーズ」の解説の一部です。
「サイコダイブとサイコダイバー」を含む「サイコダイバー・シリーズ」の記事については、「サイコダイバー・シリーズ」の概要を参照ください。

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