ゴールデンピコット【ゴールデンピコット】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7914号 |
登録年月日 | 2000年 3月 30日 | |
農林水産植物の種類 | りんご | |
登録品種の名称及びその読み | ゴールデンピコット よみ:ゴールデンピコット |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 3月 30日 | |
品種登録者の名称 | ニッポン緑産株式会社 | |
品種登録者の住所 | 長野県松本市大字今井2534番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 桜井茂隆 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「アルプス乙女」の自然交雑実生から育成されたものであり,果実の外観が円,果皮を被う色が黄,大きさが極小の育成地(長野県松本市)では9月下旬に成熟する早生種である。樹姿は直立,樹の大きさは小,樹勢は中である。枝梢の太さ,節間長,皮目の大きさはやや大,多少は中である。短果枝の着生(結果習性)は短果枝上,えき花芽の着生は多である。葉身の形は円,大きさはやや短,色は濃緑,たく葉の形は鎌形,長さは短,葉柄の長さ及び太さは中である。花の大きさは中,色(蕾の色)は濃桃,花弁の形は長円,やくの色は黄である。果実の外観は円,王冠は強,がくの開閉は閉,がくあの深さは極浅,広さは極狭,こうあの深さはかなり浅,広さはやや狭,果実の大きさは極小,果皮の地色は黄緑,果皮を被う色は黄,被う色の強さは濃,さびの位置は全面,量は無~僅か,さび状果点は無,果点の大きさは小,密度は低,スカーフスキンは無,果皮のろう質は少,粗滑の程度は中である。果梗の長さはかなり長,太さは細,肉こうの有無は無である。果心の形は広楕円,大きさは大,果肉の色は白,果肉の褐色化,硬さ及びきめは中,蜜の多少は無~僅か,甘味及び酸味は中,渋味は有,香気及び果汁の多少は中である。種子の形は倒卵,大きさは小である。発芽期は早,開花期は中,成熟期は中で育成地においては9月下旬,結果の早晩は早,早期落果は無~僅か,後期落果は多,普通貯蔵性及び冷蔵貯蔵性はやや長い,心かびの発生は無~僅かである。「アルプス乙女」と比較して,果実の外観が円であること,果皮を被う色が黄であること等で,「JM1」と比較して,葉身の形が円であること,果実の外観が円であること,果心の形が広楕円であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和58年に出願者のほ場(長野県松本市)において「アルプス乙女」の種子をは種し,62年頃初結実,平成2年に選抜,以後,特性の調査を行いながら増殖を行い,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「ゴールドピアス」であった。 |
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