コントロール_(2007年の映画)とは? わかりやすく解説

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コントロール (2007年の映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/05 00:52 UTC 版)

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コントロール
Control
監督 アントン・コービン
脚本 マット・グリーンハルシュ
製作 アントン・コービン他
製作総指揮 イアン・カニング他
出演者 サム・ライリー
サマンサ・モートン
音楽 イアン・ニール
撮影 マーティン・ルーエ
編集 アンドリュー・ヒューム
配給 Momentum
スタイルジャム[1]
公開 2007年5月17日
2007年10月5日
2008年3月15日[1]
上映時間 119分
製作国 イギリス
アメリカ合衆国
オーストラリア
日本[1]
言語 英語
製作費 $6,400,000[2]
興行収入 $8,159,508[3]
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コントロール』(原題:Control)は、2007年に公開されたイギリスアメリカの合作映画。ジョイ・ディヴィジョンのボーカル、イアン・カーティスの半生を描いた伝記映画[1]

概要

本作はイギリスロックバンド"ニュー・オーダー"の前身"ジョイ・ディヴィジョン"のボーカルで、23歳で自殺したイアン・カーティスの半生を描いた伝記映画である[1]。写真家アントン・コービンの長編監督デビュー作品で、全編モノクロ仕様[1]

第60回カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(特別表彰)、第61回英国アカデミー賞新人賞を始めとする数々の映画賞を受賞した。

ストーリー

イングランド北東部のある田舎町。19歳のイアンは恋人デボラと結婚し家庭を築く。イアンは地元の職業安定所で働きながら、バンド活動も精力的に行っていた。1978年ロンドンで初めてのライブを行うが、イアンは原因不明の発作を起こす。

キャスト

スタッフ

  • 監督:アントン・コービン
  • 製作:アントン・コービン、オライアン・ウィリアムズ、トッド・エッカート
  • 製作総指揮:イアン・カニング、コーダ・マーシャル、アキラ・イシイ、リジー・フランク
  • 原作:デボラ・カーティス『タッチング・フロム・ア・ディスタンス イアン・カーティスとジョイ・ディヴィジョン』(蒼氷社刊)
  • 脚本:マット・グリーンハルシュ
  • 撮影:マーティン・ルーエ
  • プロダクションデザイン:クリス・ループ
  • 衣装デザイン:ジュリアン・デイ
  • 編集:アンドリュー・ヒューム
  • 音楽監修:イアン・ニール
  • スペシャルサンクス:ニュー・オーダー

サウンドトラック

2007年10月1日、ワーナー・ブラザースから『Control』のタイトルで発売された[4]。日本盤は2008年3月5日、ワーナーミュージック・ジャパンから『コントロール』のタイトルで発売された[5]

なお音楽監修に協力したニュー・オーダーは、特別にExitHypnosisGet Outインストゥルメンタル・トラックを収録している[6]

  1. ニュー・オーダー : : Exit
  2. ヴェルヴェット・アンダーグラウンド : : What Goes On
  3. ザ・キラーズ : : Shadowplay
  4. バズコックス : : Boredom(ライヴ)
  5. ジョイ・ディヴィジョン : : Dead Souls
  6. スーパーシスター : : She Was Naked
  7. イギー・ポップ : : Sister Midnight
  8. ジョイ・ディヴィジョン : : Love Will Tear Us Apart
  9. セックス・ピストルズ : : Problems(ライヴ)
  10. ニュー・オーダー : : Hypnosis
  11. デヴィッド・ボウイ : : Drive-In Saturday
  12. ジョン・クーパー・クラーク英語版 : : Evidently Chickentown
  13. ロキシー・ミュージック : : 2HB
  14. ジョイ・ディヴィジョン : : Transmission(キャスト・ヴァージョン)
  15. クラフトワーク : : Autobahn
  16. ジョイ・ディヴィジョン : : Atmosphere
  17. デヴィッド・ボウイ : : Warszawa
  18. ニュー・オーダー : : Get Out

評価

批評家の反応

映画批評サイトのRotten Tomatoesは、111件のレビューに基づき87%の指示を示し、評価の平均を7.4/10としている。また批評家の総意として「この映画は、白黒映像とサム・ライリーとサマンサ・モートンの驚異的なパフォーマンスによる芸術作品であり、ジョイ・ディビジョンに精通していない人でも、映画の美しさに感謝することができる」としている[7]

批評家のロジャー・エバートは「この映画の功績は、音楽的な伝記と人生の物語を同時に描いたことだ」とし、4つ星満点中3.5つ星の評価を付けた[8]

受賞

英国インディペンデント映画賞で最優秀作品に選ばれ、監督のアントン・コービンが最優秀監督賞と監督デビュー賞を受賞した[9]。また、本作で抜擢されるまで倉庫で働いていたという、主人公カーティスを演じたサム・ライリーは最優秀新人賞を獲得し、ジョイ・ディヴィジョンのマネージャーで、ファクトリー・レコーズの共同経営者でもあったロブ・グレットンを演じたトビー・ケベルが助演男優賞を受賞した[9]

脚注

  1. ^ a b c d e f 映画『コントロール』 - シネマトゥデイ(2017年2月21日閲覧)
  2. ^ Control (2007) - The Numbers(2017年2月21日閲覧)
  3. ^ Control(2007) - Box Office Mojo(2017年2月21日閲覧)
  4. ^ Control:Amazon.co.UK: Music - Amazon.co.uk(2017年2月21日閲覧)
  5. ^ オリジナル・サウンドトラック:コントロール - ワーナーミュージック・ジャパン(2018年12月11日閲覧)
  6. ^ イアン・カーティスの映画、サントラの詳細が明らかに - BARKS(2017年2月21日閲覧)
  7. ^ Control (2007) - Rotten Tomatoes(2017年2月21日閲覧)
  8. ^ Control Movie Review & Film Summary(2007) - ロジャー・エバート(2017年2月21日閲覧)
  9. ^ a b ジョイ・ディヴィジョンの映画、国内でも5部門を受賞 - BARKS(2017年2月21日閲覧)

外部リンク


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