ケン玉城(ケン たまき)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/03 15:33 UTC 版)
「BAKUDAN」の記事における「ケン玉城(ケン たまき)」の解説
元プロボクサー。46歳。通算成績は13戦13勝、12KOで現役時代は黒いカミカゼと呼ばれて恐れられており、根強い人気を持ち今でも熱心なファンがいる。在米軍人の父と日本人の母の間に生まれたハーフ。幼少期に物心がつく前に両親と死別したことで愛情を受けることなく育ったため、少年時代はかなりの不良となってしまい何度も警察に逮捕され少年院に収監されたこともあった。彼自身も遼介と同じように腕力で裏社会のボスになろうとしていたが、父親の友人から渡された遺品でもあるボクシンググローブに書かれた「誇りを持て 夢を持て 我が息子よ」のメッセージを見て、自身が愛されていたことを知り生まれて初めて涙を流し、心を改めてボクシングに打ち込むようになる。プロデビュー以降は日本人で唯一ヘビー級の世界ランクに入り、チャンピオン確実と思われたが八百長を断ったマフィアに左の親指を指詰めさせられ引退に追い込まれ、その一件から裏社会の人間を激しく憎むようになった。引退後は自身が果たせなかった夢を託せるものが現れることを信じてヘビー級専門のジムを立ち上げ運営するが、門下生は集まらず金欠の日々を送っていた。地上げにやって来た僚介と一戦交えたことで彼に素質を見出し、ボクサーとしてスカウトしようとした。鷹条との試合では彼の右ストレートを額で防ぐなど最初の内は善戦するが、左手を使えないことで徐々に追い込まれ敗北する。試合後は心を改めた僚介と共に世界チャンピオンを目指すようになる。特訓のためにスズメバチを多数育てている。
※この「ケン玉城(ケン たまき)」の解説は、「BAKUDAN」の解説の一部です。
「ケン玉城(ケン たまき)」を含む「BAKUDAN」の記事については、「BAKUDAN」の概要を参照ください。
- ケン玉城のページへのリンク