グレイホークの新たな再編成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/10/30 18:08 UTC 版)
「グレイホークの諸神格」の記事における「グレイホークの新たな再編成」の解説
ガイギャックスの独創的な世界から、より暗い構想に着手したフロム・ジ・アッシュズ へのグレイホーク・キャンペーンの総合的な新機軸はファンにあまり受け入れられず、TSRは1993年にグレイホーク資料の出版を停止した。数年後、資金繰りに行き詰まったTSRはウィザーズ・オブ・ザ・コースト(WotC)によって買収され、消滅寸前のグレイホーク・セッティングは復活した。 1998年に出版されたグレイホーク・プレイヤーズ・ガイド では、諸神格のリストは拡張されたが、人間の神格のみ(とモンスターの神、ラクシヴォートが1柱だけ)が19ページに言及されていた。この本の18ページには「これは人間についてさえ網羅したリストではなく、デミヒューマンやヒューマノイドの神々はほとんど含まれていない。」と記されている。62ページでは2柱のドワーフの神格であるモラディンと銀髭クランゲディンが言及されているが、彼らはリストには掲載されておらず、これらの神々に興味を持った読者はアンアースド・アルカナ あるいはモンスター・ミソロジー を参照するよう指示される。 プレイヤーズ・ガイド でこのセッティングに追加された神格はアル・アクバル、デルン、キュス、ダルト、ジャスカー、オスプレム、ヴェイタン、ゾダル、ジョイディー、ケラネン、キオートム、マーリンドが含まれる(後ろの3柱はゲイリー・ガイギャックスが1983年にドラゴン誌 と1983年のボックスセットの用語集 で解説した「準神格」である)。それに加え、イクスヴァートの下級神であるラクシヴォート、新たなエルフの半神であるイーシンド(音楽、善)が追加され、19ページに掲載された神格の総計は74柱に至った。しかしながら、この神々には解説がされておらず、プレイヤーが崇拝者や行動様式などの背景設定を知りたい場合、以前に出版された資料を参照せねばならなかった。 翌年、ショーン・K・レイノルズが執筆した資料集であるザ・スカーレット・ブラザーフッド によって新たな人間の人種、トーヴ人と、彼らのパンテオンを成す9柱の神々が導入された。それに加え、この資料集には1980年に紹介されたもののその後のキャンペーン資料に全く登場していなかった準アステカ的なオーマン人のパンテオンに関する解説が含まれた。
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