グレイホークの最初の神格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 10:11 UTC 版)
「グレイホーク」の記事における「グレイホークの最初の神格」の解説
ガイギャックスが、彼のホーム・キャンペーンの最初の数年間で扱わなかった文化の一側面が、宗教であった。彼のキャンペーンは主としてより低経験レベルのキャラクター達による必要性を中心に構築されており、神格と低経験レベル・キャラクターの直接の対話は滅多に起こり得そうもないことから、ガイギャックスは特定の神格が必要であるとは考えなかった。彼のプレイヤー達の幾人かは、緊急に必要な場合はオーディンやゼウスのような古スカンジナビアやギリシャの神の名、あるいはコナンに登場するクロム(英語版)さえ挙げて、自分の手で問題を解決してきた。しかしながら、プレイヤー達の内幾人かは、クレリックが「神々」ほど曖昧でない存在から自分達の力を授かることができるように、特定の神格を創作してパンテオンを形成することをガイギャックスに望んだ。ガイギャックスは冗談で2柱の神格を創作した。聖カスバート(非信者を棍棒で殴打し、自分の主張を受け入れさせる)とフォルタス(その狂信的な信者達は、他にも神格がいることを頑なに信じようとしなかった)である。これらの神格は両方とも善の側を代表したので、いくらかの悪事を用意するために最終的に少数の悪の神格を創作した。 ドラゴン誌の2号に掲載された「ザ・ノーム・キャッシュ」の第2章で、聖カスバート(St. Cuthburtと綴られた)の聖堂が言及され、それがグレイホークの神格に関する初めての出版された資料となった。
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