グアヤキル会談とは? わかりやすく解説

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グアヤキル会談

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 22:29 UTC 版)

ホセ・デ・サン=マルティン」の記事における「グアヤキル会談」の解説

ボリビア独立戦争」も参照 1822年7月26日グアヤキル(現エクアドル南部にある港湾都市)でシモン・ボリバルとのグアヤキル会談(英語版)が開催された。会談内容資料残っておらず、詳細不明であるがグアヤキル地方帰属問題ペルースペインからの独立仕方であったと言われている。ただ、この会談共和主義者ボリーバル君主主義者サン=マルティンの間に大きな隔たりがあることが確認されたことだけは事実である。 それでもサン・マルティンボリーバルに自らを部下にして欲しいと申し出たが、ボリーバルはもはやペルー失敗しつつあるサン・マルティン見限ってこの申し出断りサン・マルティンはこの会談失望し引退決意する。「ボリバルは我々の期待した人物ではない」と告白したとも言われペルー議会護国官の辞任申し出る。オイヒンスへの手紙には「暴君といわれ、国民から王、皇帝さらには悪魔にさえなりたがっているといわれるのは耐えがたい」と告白している。

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グアヤキル会談

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 06:59 UTC 版)

シモン・ボリバル」の記事における「グアヤキル会談」の解説

このころアルゼンチンホセ・デ・サン・マルティン将軍は、チリ独立指導者ベルナルド・オイヒンスや、スコットランド元英王立海軍軍人トマス・コクランらの力を借りてアルゼンチンメンドーサからアンデス山脈越え英語版)を持ってチリ解放し、そこから海路ペルーまで進み初代ペルー護国となって南から解放戦争進めていた。しかし、このペルー共和国支配権海岸部限定されアルト・ペルー(現ボリビア)に拠点を置くスペイン軍ペルー副王のラセルナは抵抗続けてサン・マルティン翻弄しペルー第一共和国崩壊迫っていた。 このためサン・マルティン大コロンビア軍に支援求めようとした。ボリバルはこの思わぬもう一人解放者に出くわしたことを喜び解放されグアヤキル1822年7月26日にグアヤキル会談(スペイン語版英語版)を行った会談内容資料残っておらず詳細不明であるが、グアヤキル地方帰属問題ペルースペインからの独立仕方であったといわれている。ボリバル共和制望んだのとは対照的にサン・マルティンヨーロッパから王を導入して立憲君主制導入することを望んでいたが、ナポレオン戴冠によりフランス革命大失敗したと考えていたボリバルにとって、これは到底受け入れることのできない条件だった。結局ボリバル軍に加わりたいというサン・マルティン申し出ボリバルが断ると、サン・マルティンアルゼンチン帰国してしまった。この会談ののち、サン・マルティンが軍を率いることは二度となく、1824年にはヨーロッパへ移住してしまった。このため山岳部勢力を張るスペイン軍との対決は、以後ボリバルの手ゆだねられることとなった

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