クリント・トレヴァー家と関連人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/05 16:43 UTC 版)
「X Day」の記事における「クリント・トレヴァー家と関連人物」の解説
クリント クリント・トレヴァー。戸籍上のダドリーの兄だが、実際には伯父(双子の妹が産んだ子がダドリー)。ダドリーの13歳年上。会社勤務。ダドリーが他人のせいで損な役回りを受けてきたことに苛立ち、息子のスコットがダドリーに似つつあることに不安を感じている。 ナンシー ナンシー・トレヴァー。クリントの妻。仕事のため不在しがちなクリントにかわり娘・アデールや息子・スコットとの距離のとり方に悩み、セラピストや酒に依存する。キッチン・ドランカー。スコットの事故後、精神のバランスを崩す。 アデール アデール・トレヴァー。クリント・ナンシー夫妻の長女、スコットの姉。攻撃的なところが父クリントにそっくり。ダドリーに肉親に対するもの以上の好意を抱いている。しかし、ダドリーが自分に向ける好意が肉親に対するものに過ぎないかと怖れ不安に思っている。セラピストのような心理学の専門家による身辺の物事の整理に対して、セラピストがダドリーへの好意を心理学的な説明で整理してしまうのではないかと不信感を抱いている。スコットの深夜徘徊、ニュートの被曝、父親の浮気などに悩み、ダドリーを頼って家出するも彼の不在のためルドルフを訪れる。ロザリンに世話になった後、スコットの事故を知り帰郷。その後一時心を閉ざしかけたが、ダドリーの訪問によって心を開く。 スコット スコット・トレヴァー。クリント・ナンシー夫妻の長男、アデールの弟。揉め事から逃げたがるところ、他人のための自己犠牲を厭わないところがダドリーにそっくり。母の負担を減らすためという理由で、セラピストによる「時間と労力を最小限に抑えた障害のクリア」を受忍する考え方を示す一方、夜間に無断で外出し、年上のグループと付き合うなどの行動もとる。その夜間外出で敵対グループとけんかになり入院が必要な程度の重傷を負う。本編最終ページにも暗示されていたようにグループとの付き合いは解消されておらず、この問題は物語終焉においても解決されていない。 ニュート クリントの隣家の親戚の家の子で、隣家が旅行に行く際にクリント家が預かった子。「D Day」(ダドリーの仲間が鉱石をO・U鉱山に持ち込む日)から数えて、自分の誕生日(11月14日)が「X Day」だと発見する(これが本作題名のソース)。「コスモス954」墜落による破片を釣りで拾ったらしく、飼い犬ジェイクを含んだ家族全員が被曝。彼以外の家族は重症、彼のみが親戚の家(クリント家の隣家)に預けられるも間もなく発症。症状が進む中、彼の誕生日(と彼が思い込んだ)日にジェイク(実際にはジェイクの兄弟犬)に雪の中出会う。後、逝去。本作ラストは彼の葬儀後の描写になる。
※この「クリント・トレヴァー家と関連人物」の解説は、「X Day」の解説の一部です。
「クリント・トレヴァー家と関連人物」を含む「X Day」の記事については、「X Day」の概要を参照ください。
- クリント・トレヴァー家と関連人物のページへのリンク