キャリア・アンカーとは? わかりやすく解説

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キャリア・アンカー

「キャリア・アンカー」とは、アメリカの組織心理学者エドガー・H・シャイン博士によって提唱されキャリア理論概念個人キャリア選択する際に、自分にとって最も大切で、これだけはどうしても犠牲できないという価値観欲求動機能力など指します。船の“錨”(アンカーAnchor)のように、職業人生の舵取りよりどころとなるキャリア・アンカーは、一度形成される変化しにくく、生涯にわたってその人重要な意思決定影響与え続けるとされています。

キャリアアンカー

・キャリアアンカーとは、個人が自らのキャリア選択する際、最も大切にし、他に譲ることのない価値観欲求のことを指して言う。

・キャリアアンカーは、一度形成される直ぐに変わりづらく、生涯渡ってその人重要な意思決定を行う際に影響与え続けるとされている。
アンカーは「碇」の英訳であり、停泊するときに船が碇をおろすように、キャリアアンカーも一度決まれば簡単に変わることがないことを表している)

心理学者エドガー・H・シャイン提唱するキャリアアンカーは、5つ分類されており、その分類は以下の通りである。

『キャリアアンカーの5つ分類

1.管理能力』 ⇒組織の中で責任のある役割を担うことを望むこと
2.『技術機能的能力』 ⇒自分専門性が高まることを望むこと
3.『安全性』 ⇒1つ組織長く属することを望むこと
4.『創造性』 ⇒新しいことを生み出すことを望むこと
5.『自律独立』 ⇒自分独立することを望むこと

個人にとって、自らのキャリアアンカーを見極めることは、職業選択を行う際の欠かすことが出来ない重要な判断基軸となる。また組織にとっても従業員のキャリアアンカーを見極めることで、自社研修体系構築異動配置を行う際など様々な局面において役立てることが可能となる。

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キャリア・アンカー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/18 05:13 UTC 版)

キャリア・アンカーとは、アメリカ合衆国の組織心理学者エドガー・シャインによって提唱された概念




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