ガイサベージ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 08:49 UTC 版)
「メタルギアソリッド3」の記事における「ガイサベージ」の解説
スネークが収容所に投獄された際にセーブして終了すると、再開時に突如謎のモノクロ画面ゲーム「GUY SAVAGE」が始まる。本編とは全く関係がない内容で、獄中のスネークが見ている悪夢という設定。このゲームが始まる直前のセーブで行われるパラメディックとの会話は必ず吸血鬼に関するもので、スネークが吸血鬼に対して軽い恐怖感を持つことが示されている。なお、このゲームは猿蛇合戦同様PS2版にのみ収録されており、HDエディション・スネークイーター3Dでは、フラグとなる無線会話こそ残っているものの「GUY SAVAGE」は始まらずに通常通り収容所からはじまる。なお、PS2版ではプレイ後にイベントが発生するが、HDエディション、スネークイーター3Dともにそのシーンはカットされている。 両手に剣を持った謎の男が主人公で、POLICEと書かれた服を着た得体の知れない怪物を次々と倒していくという内容。点数の概念は無く、怪物を一定数倒すと、一時的に主人公の身体が光り、移動速度が上がり敵を一撃で倒せるようになる。操作方法の説明はゲーム中には一切なく、本作の操作方法と異なっている。一定時間が経過するか、一定数の敵を倒すか、主人公がダメージを受け倒されるかのいずれかの条件で終了し、スネークが目を覚ましてメタルギアのゲーム本編に戻る。限られた条件下でのミニゲームでもあり、限られたマップ上でゲーム終了まで戦い続けるもので、特典などのメタルギア本編に反映される要素は無い。 もともと、このゲームは小島プロの別セクション(『Z.O.E.』などを手がけた)スタッフが開発していた作品だったが、KONAMIのアメリカ支社にテスト版を持っていった際に、スプラッタすぎる等の理由により不評だったため、独立作品としてはお蔵入りしたものを再利用したもの。オリジナルはフルカラーで、後年TGS2011の『Z.O.E.』イベントでムービーパートの音声のみが公開された。イベント出演者だけはムービーを見る事が出来たが相当なゴア表現のオンパレードであったらしく、お世辞にも心地良い映像では無かった模様。なお、本作に実装されたバージョンでも怪物が強烈な一撃を食らうか絶命する際に、内臓らしきものが露出する等モノクロである程度の生々しさは映像的に抑えてはあるものの、その名残と思われる表現がある。
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