カ級
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 08:47 UTC 版)
カ=47.5t以上。語源は、並外れて大きいという意味の「濶大(かつだい)」から「カツダイ→カ」。「限りなく大きい」、「格別に大きい」の「カ」との説もある。 電気レンジを試験搭載した食堂車のカシ36形(1951年)や、改造試作荷物車のカニ38形(1959年)など、初期には特殊例があるのみである。 このクラスの多数形式としては、20系・24系等の電源荷物車が挙げられる。 中でも異例の重量車は20系のカニ22形である。本来のディーゼル発電機以外に、直流電化区間で発電するための電動発電機とパンタグラフを搭載、荷物満載時の車重は約60t(200系新幹線と同じ重さ)に達した。この場合、軸重は機関車並みの15tで、主要幹線でしか走行できなかった。運用上不便なため、のちに電動発電機とパンタグラフは撤去されている。 なお、E26系のカハフE26形は、2階建て構造の1階を電源室としているため重量50.2tであるが、ラウンジカーのため普通車扱いとなり、普通車扱いの客車としては最も重い車両となった。 また、1988年にオリエント急行の客車が台車を履き替えた上でJR線上を走行した際、仮の形式称号が与えられたが、換算両数はいずれも「カ」級(5.0~5.5)であった。 24系(カニ24形)
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