カッシナ庭園クラブ奴隷小屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/09 14:03 UTC 版)
「ゴールデンアイルズ」の記事における「カッシナ庭園クラブ奴隷小屋」の解説
スコットランド生まれのジェイムズ・ハミルトンが所有していたハミルトン・プランテーションは、フレデリカ砦に近いガスコイン崖にある。この崖はイギリスのスループ船HMSホークの船長ジェイムズ・ガスコインにちなんで名付けられた。この崖は海洋物資の倉庫、船舶の修繕施設となり、ジョージアでは事実上初の海軍基地となった。ハミルトン・プランテーションは、長繊維のシー島綿花を生産し、オークと松の木材を出荷する活動的なプランテーションだった。 このプランテーションに建てられたタビー製奴隷小屋の中で現在も2つが残っている。タビーは石灰、砂、水に牡蠣殻を混ぜたコンクリートのような材料だった。この混合物を木枠の中に入れて固めた。これらの小屋は中央を暖炉で分けられ、2つの部屋にそれぞれ1家族が入った。ガラス窓と木製の玄関ドアがあることで、この小屋に住んだ奴隷は特権的階級にあったことを示している。 カッシナ庭園クラブは1932年にこれらの小屋での集会を始め、1950年には資産譲渡を受けた。この美しい歴史的な場所の所有者として、小屋の構造を注意深く修復して保存しており、多くの工作物や絵で描かれた歴史を展示している。 小屋はメソジスト会議センターであるイプワース・バイ・ザ・シーに隣接してある。オグルソープ将軍の秘書だったチャールズ・ウェズリーとその有名な牧師の兄弟ジョンがメソジスト教会の設立者と考えられており、この敷地を歩いた。この資産は全てハミルトン・プランテーションの一部だった。1988年にはアメリカ合衆国内務省からアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定された。
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