カジュアルとして用いる襟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 15:07 UTC 版)
「ワイシャツ」の記事における「カジュアルとして用いる襟」の解説
ボタンダウンカラー 襟の先端を前身頃にボタンで留めるシャツ。ポロの競技中に襟が風でバタバタと動かないようにボタン止めしていた選手を見て、ブルックス・ブラザーズの創業者ジョン・ブルックスが考案したのが始まりと言われている(襟を縫い取って洗っていた頃の名残という説も有る)。カジュアルなスタイルで典型的なアメリカン・スタイルである。 スタンドカラー 戦前までは、カラーとカフスがシャツから取り外し出来るようになっており、衿をはずした状態をスタンドカラーと呼ぶ。日本で流行した契機は、1980年代の三宅一生のコレクション。かつて書生が和服に合わせて着用していた。ウィングカラーと共に立襟と称する。衿を高くしボタンを2つ付けたものや、衿を二段に重ね、噛み合わせた物もある。 イタリアンカラー(ワンピースカラー) 襟と衿台が一枚仕立てになっており、V字のネックラインを形成している。襟元の第1ボタンがなく、ノーネクタイを基本として使用される。 ドゥエボットーニ(デュエボットーニ) イタリア語で2つの(ドゥエ)ボタン(ボットーニ)という意味。台襟にボタン2つが入るため、襟が高くなる。ノーネクタイでも襟が映えるので、クールビズのアイテムとしてもてはやされている。ボタンダウンもある。 トレボットーニ イタリア語で3つの(トレ)ボタン(ボットーニ)という意味。台襟にボタンが3つ入るため、ドゥエボットーニよりも襟が高くなる。ノーネクタイ専用のアイテム。こちらはボタンダウン化されているものが多い。 クワトロボットーニシャツ イタリア語で4つの(クワトロ)ボタン(ボットーニ)という意味。台襟にボタンが4つ入るため、トレボットーニよりも襟が高くなる。ノーネクタイ専用のアイテム。 オープンカラー 襟が開いた開襟シャツ。夏の暑い時期のために涼しさを求めた比較的ラフなシャツ。学生服の夏服などにも用いられる。 マイターカラー(切り替え衿、ダブルカラー、ストッパーカラー) 色違いや柄のものがカジュアルに適しやすい。 その他の襟 デタッチッドカラー・セパレートカラー(並襟)[:en] スタッドボタンで取り外しの出来る襟。襟(ラペル)とカフス(袖)が外せるワイシャツ。外すとスタンドカラーに似る(スタンドカラーは襟の第一ボタンは左向き)。 襞襟 16世紀から17世紀に用いられた取り外しの出来る襟。天草四郎が有名。
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