オーヴァークローム
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真崎桐哉(しんざき とうや) 11月12日生。最終巻で24歳。音楽ユニット「オーヴァーサイト・サイバナイデッド・クローマティック・ブレイドフォース」(通称オーヴァークローム)のボーカル。一種のカリスマ性を持つ。煙草はバージニア・スリムを吸う。オーヴァークローム結成前からバンドを転々とし歌う事に執着してきた。ユニット名は『ブレードランナー』などの影響によるもので、いずれ映画のサウンドを手がけたいと願っている。オーヴァークローム解散後は、藤谷のサポートを受け、ソロプロジェクトを立ち上げる。 黒が好きなので服装はたいてい黒ずくめ(ゆえに「教徒」と呼ばれるレベルに達した彼のファンも黒ずくめが多い)。サングラスをかけて目元を隠していても、その服装のために、分かる人には分かってしまう。気に入らない人間への嫌がらせは平気でエスカレートさせるような自己中心的な性格で、傍から見ればひどい事もさらっと言ったりやったりする。口は悪いが理詰めで筋を通すタイプであり、雑誌のインタビュアーに対して怒っている際は「理論武装っぽく怒る」と朱音に評された。 藤谷直季の異母弟で、とある事情から6歳ごろまで藤谷と一緒に育ち、母親にピアノを習っていた。芸名の「真崎」は母の旧姓。その複雑な家庭事情から、藤谷をあまり「兄」として意識していないが、藤谷の厄介な性格をある程度把握していて、特に音楽に関わることではライバル視しており、時々嫌みったらしく「オニイチャン」と呼んだりする。 藤谷がソロ時代に参加した曲が入ったCDについても詳しい。「テン・ブランクの人間と個々の音楽性は嫌い」だと言い放ち(特に高岡を嫌っている)、藤谷に見出された朱音に度々ちょっかいを出してくるが、朱音のドラムを聴いてからは「藤谷バンドの中ではワンアンドオンリー」「バンドとは別にしてやった」と評価し、速達で新曲のサンプル盤を送りつけて、それに同封したメモで自宅の電話番号を教えるなど、何かと助けになる事も多い。 「鍵盤屋が書いた曲はボーカルのことを考えていない」と愚痴るが、自身はオーヴァークローム時代に鍛えたので何とかなっていると言う。 有栖川シン(ありすがわ シン) 本名は有栖川真広(まひろ)。オーヴァークロームの相方で、結成時27歳(当時真崎は21歳)。音楽ディレクターである佐伯オサムの紹介で真崎桐哉に出会う。「機械仕掛け」と称される音作りはほぼ一任されており、ミキシングも自分でやってしまう。「機械仕掛け」にこだわるため生の音は使わないが、中期以降はサンプリングした朱音のドラムをシークエンスの素材としてよく使っている。朱音のドラミングを「ナマモノ」と評した。
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