オブジェについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 14:36 UTC 版)
「スーパードライホール」の記事における「オブジェについて」の解説
屋上には特徴的な巨大モニュメントが設置されている。燃え盛る炎を形象した「フラムドール(フランス語 flamme d'or、金の炎)」と呼ばれるもので、アサヒビールの燃える心を象徴するとされる。オブジェが炎を表すのに対して、その下のスーパードライホールそのものは聖火台をイメージしたものだという。 原案の時点では赤色というデマがツイッターで流れたことがあったが、アサヒビールの広報担当は事実ではないと否定している。 樋口広太郎(建設当時、アサヒビール代表取締役社長)は「当初の構想では、炎がビルを貫くような形に建てるつもりだった」とのことで、フィリップ・スタルクに任せた結果「それで任せたのですが、何と失敗。垂直に立てるつもりが、ごろんと寝てしまった。まあ、しょうがないやないかと思いました。」「構造上問題があってできなかったのです」と、アサヒビール側が縦置きの構想を持っていたことを2001年に述べている。2013年に縦置き構想について問い合わせを受けたアサヒビール広報担当は、縦置きに関する噂を自身は聞いたことはないがアサヒビールに記録が残っておらず分からないと回答している。2017年に縦置き構想について問い合わせを受けたアサヒビールの広報担当はフィリップ・スタルクからの設計提案は元から横向きだったとして「さまざまな噂があるが、縦のデザインだった経緯もない」と回答している。 その形状から「うんこビル」「うんちビル」の愛称で呼ばれている。その他、オブジェについては「オタマジャクシ」「練り辛子」「クジラ」「オバケ」「筋斗雲」「黄金の精子」などの解釈がなされている。 完成当初よりロッククライマーによる定期的な清掃作業が行われていたが、2005年に実施された塗り替え工事の際、セルフクリーニング機能のある塗料で再塗装されたため、以後は実施されなくなった。2017年には同年12月中旬までの予定で2度目の塗り替え工事が行われていた。工事期間中はフラムドールは足場に覆われた状態となっていたため、姿を見ることができなかった。
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