エンデバー_(補給艦)とは? わかりやすく解説

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エンデバー (補給艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/13 00:25 UTC 版)

エンデバー
基本情報
運用者  ニュージーランド海軍
艦種 給油艦 (AO)
艦歴
就役 1988年4月8日
退役 2017年12月15日
要目
基準排水量 7300トン
満載排水量 1万2300トン
全長 138.0メートル
最大幅 18.4メートル
吃水 7.6メートル
機関 MAN ブルマイスター&ヴァインディーゼルエンジン × 1基
出力 5300馬力
速力 14ノット
航続距離 1万海里
乗員 50名
搭載能力 ・艦艇用燃料:5500トン
・航空燃料:150立方メートル
・ドライカーゴ及び食糧:コンテナ×4基[1]
兵装 無し
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エンデバーHMNZS Endeavour, A11[1])は、ニュージーランド海軍補給艦タンカーである。約7500トンの艦艇用燃料のほか、物資やヘリコプター用の燃料も搭載する。

艦名は、ジェームズ・クックが探検航海に使用した帆船エンデバーから。

艦歴

「エンデバー」は商船規格船舶として大韓民国で建造され、1988年4月8日に就役する。母港はニュープリマスにあるデヴォンポート海軍基地英語版に置かれている。ニュージーランド海軍の艦艇が訓練や交流のために日本を訪れるときには「エンデバー」もよく同伴している。

1999年9月21日から24日にかけての期間と、2000年1月28日から2月23日までの2度に渡り東ティモール国際軍オーストラリア軍指揮官の下で東ティモール国際軍の一部として参加する[2]

2012年には「F77 テ・カハ」と共にリムパックに参加している。

ニュージランド海軍は「エンデバー」の代替を計画しており、当初は2013年までに退役する予定であったが、マルポール条約に対応するため、18ヶ月かけて改装され現役を続行した。2015年3月には、代替船の入札要件が公開された。現在、国防省は「エンデバー」の退役時期を2018年4月に予定している[3]

代替船の仕様は、2基のディーゼルエンジンによって構成され16ノットで6400海里の航続距離を有する推進システム、ミニ・タイフーン英語版マウント2基およびファランクスCIWS1基の武装、ヘリコプター運用能力および12TEU相当のコンテナ搭載能力が要求されている。2015年9月に、大宇造船海洋現代重工業は、入札の最終段階に選考された[4]

脚注

  1. ^ a b HMNZS ENDEAVOUR - A11”. ニュージーランド海軍 (2015年). 2015年2月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月13日閲覧。
  2. ^ Strength Through Diversity: The combined naval role in Operation Stabilise” (PDF). オーストラリア海軍 (2007年). 2012年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年10月2日閲覧。
  3. ^ Lee-Frampton, Nick (31 March 2015). “NZ Issues Tender for Fleet Tanker”. Defense News. http://www.defensenews.com/story/defense/naval/ships/2015/03/31/new-zealand-tanker-endeavor-sustainment-maritime/70715590/ 2015年4月9日閲覧。 
  4. ^ “Naval support vessels from South Korea”. DSEI 2015 Exhibition News (IHS Janes 360). (17 September 2015). http://www.janes.com/article/54460/naval-support-vessels-from-south-korea-dsei15d3 2015年9月23日閲覧。 

関連項目

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