エンデサの発足と電力自由化とは? わかりやすく解説

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エンデサの発足と電力自由化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 05:44 UTC 版)

エンデサ」の記事における「エンデサの発足と電力自由化」の解説

エンデサ前身となる国営電力会社(Empresa Nacional de Electricidad, S.A.)は1944年11月18日INI(英語版)の98%出資発足し、翌1945年に初の事業としてコンポスティリャ火力発電所建設開始した国有INI支配権有していたため、官僚主義的な非効率性と民間外資からの調達できないという問題抱えていたが、1950年代後半経済危機を受け、独立採算制導入など自由化進められた。1960年代から1970年代にかけて政府INI能率的にするため様々な改革試み1970年社長に就任したクラウディオ・ボアダは収益性高め補助金への依存下げ3年間の再編計画決定した。しかし1970年代スペイン鉄鋼危機(英語版)や石油危機など様々な経済危機苦しみINI救済事業として赤字企業吸収余儀なくされた。 1978年INI新社長ホセ・ミゲル・デ・ラ・リカは、議会命令が無い限り政府から破綻企業の買収要求されない権利獲得し不採算企業持ち株整理するなどの改革進めた1983年INIの一層の効率化のため、エンデサ再編されることになる。以降INIは、Empresa Nacional Hidro-Electrica del Ribagorzana (ENHER)、General Europea S.A. (GESA)、Union Electrica de Canarias S.A. (UNELCO)、Empresa Nacional Electrica de Cordoba (ENECO) など、所有するすべての電力会社次々エンデサ移管し、エンデサスペイン最大電力会社へと変貌遂げた1988年政府所有していた25%株式公開され証券取引所への上場がなされ、民営化プロセス開始された。新電気事業法が制定され1997年1998年にも株式公開が行われ、民間政府保有する民営企業となった2000年欧州連合による電力自由化基準2003年までに加盟各国電力市場33%を自由競争市場に移す)に合わせてスペイン電力市場の完全自由化決まったスペインでは民営化あわせて電気事業者集中再編進み電力会社2000年ごろまでにエンデサトップとする四大企業集約された。スペイン国企業によるこれらの会社への買収が始まる中、エンデサ電力自由化が進むEU諸国中南米諸国進出し各地電力・水道ガス企業買収した2004年にはフランス電力会社SNET (Société nationale d'électricité et de thermique) を管理下におき、その後雇用30%削減行った

※この「エンデサの発足と電力自由化」の解説は、「エンデサ」の解説の一部です。
「エンデサの発足と電力自由化」を含む「エンデサ」の記事については、「エンデサ」の概要を参照ください。

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