エブリシング【エブリシング】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第4924号 |
登録年月日 | 1996年 2月 27日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | エブリシング よみ:エブリシング | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1999年 2月 28日 | |
品種登録者の名称 | タキイ種苗株式会社 | |
品種登録者の住所 | 京都府京都市下京区梅小路通猪熊東入南夷町180番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | P.C.スヘンク | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,育成者所有の{「リトルラスカル」×「スターゲイザー」}の後代系統に「リトルラスカル」の自殖後代系統を交配して選抜,育成されたものであり,花は中輪で花弁の基部が淡紫ピンク色,地色が鮮紫ピンクとなるヤマユリ型の鉢物用品種である。 草丈は25~49cm,茎の直径は5.0~9.9mm,上部の色は緑及び褐,毛じは無,節間長は茎の中央部及び止葉下は10~19mmである。葉序は2/5, 葉の全体の形は卵形,ねじれは無,葉長は6~8cm,葉幅は30~39mm,覆輪の有無は無である。つぼみの形はⅣ型,花の向きは90°~119°, 花房の形状は総状花序,花形はヤマユリ型,一重・八重の別は一重,花径は120~149mm,内花被の長さは6~8cm,幅は50~59mm,外花被の長さは9~11cm, 幅は30~39mmである。花色は花弁の基部,縁部及び裏面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート8902),地色は鮮紫ピンク(同9204),中肋部は浅緑黄(同2703)である。内花被一枚の斑点の数は10~19,外花被は0, 内花被の形はⅤ型,外花被の形はⅡ型,内花被先端の形状はⅣ型,反転の程度はⅧ型,外花被先端の形状はⅥ型,反転の程度はⅠ型である。花糸の色は淡緑黄,花粉の色は赤褐,第一花梗の長さは30mm未満,花梗への葉の着生は有,第一花梗の向きは60°~89°である。花の香りは中,開花期は晩である。 「ミスター サム」と比較して,花弁の基部及び縁部の色が淡紫ピンクであること,花弁の地色が鮮紫ピンクであること,内花被一枚の斑点の数が少ないこと,内花被の反転の程度がⅧ型であること等で,「ハートビート」と比較して,花弁の基部及び縁部の色が淡紫ピンクであること,花弁の地色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,1982年にビジョッフ テュレッケン リリー社の温室(オランダ王国)において,育成者所有の{「リトルラスカル」×「スターゲイザー」}の後代系統に「リトルラスカル」の自殖後代系統を交配し,1986年に開花した個体の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,1991年その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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