エッチフジッコ【エッチフジッコ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8264号 |
登録年月日 | 2000年 7月 31日 | |
農林水産植物の種類 | デンドロビウム | |
登録品種の名称及びその読み | エッチフジッコ よみ:エッチフジッコ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 山本二郎 | |
品種登録者の住所 | 岡山県岡山市浜野1丁目12番30号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山本二郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「オベロン・プリンセス」に「カシオープ・スギヤマ」を交配して育成されたものであり,花はセパル及びペタルは黄白の地色に紫ピンク色のぼかしが入り,リップは黄白の地色に浅黄緑色の目及び紫ピンク色の爪斑が入る中型種である。草型の大きさは中,草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は狭長方形,横断面の形は扁円形,高さは20~35㎝,長径は11~20㎜である。葉の全体の形は長楕円形,先端の形は不等鈍形,横断面の形はⅠ型(ほぼ平),長さは91~120㎜,幅は31~40㎜,表面の色は緑,葉数は7~10枚である。優先着花部位はⅧ型,花序は総状,1花茎の花数は3~5,太さは2.1~3.0㎜,長さは11~30㎜である。花の咲き方は抱え・平咲き,横径及び縦径は41~60㎜,ドーサル・セパル正面の形は長楕円形,先端の形は微突形,反転の方向は平,ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形,先端の形は微突形,反転の方向は平,ペタル正面の形は広卵形,先端の形は微突形,反転の方向は平である。リップ正面形の複雑性は単純型,単純型の正面の形はⅦ型,先端の形はⅢ型である。花色はセパル及びペタルは地色が黄白(JHS カラーチャート3101)で紫ピンク(同8903)のぼかしが入る,リップは地色が黄白(同3101)で浅黄緑(同3304)の目及び紫ピンク(同8903)の爪斑が入る。花の香りは無,開花期は冬である。「スプリングドリーム・クミコ」と比較して,ドーサル・セパル先端の形が微突形であること,リップ単純型の正面の形がⅦ型であること,リップの目の色が浅黄緑(同3304)であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に育成者の温室(岡山県岡山市)において,「オベロン・プリンセス」に「カシオープ・スギヤマ」を交配し,その実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「ヒメザクラ・フジッコ」であった。 |
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