エッチ・サノック【エッチ サノック】(草花類)
登録番号 | 第5835号 | |
登録年月日 | 1997年 11月 14日 | |
農林水産植物の種類 | デンドロビウム | |
登録品種の名称及びその読み | エッチ・サノック よみ:エッチ サノック | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 山本二郎 | |
品種登録者の住所 | 岡山県岡山市浜野1丁目12番30号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山本二郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「オベロン プリンセス」に「カシオープ スギヤマ」を交配して育成されたものであり,花はセパル及びペタルがピンク白の地色に明赤紫のぼかし,リップはピンク白の地色に濃赤紫の目と明赤紫のぼかしが入るやや小型種である。 草型の大きさはやや小,草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は狭長方形,横断面の形は扁円形,高さは35~50㎝,長径は11~20mmである。葉の全体の形は線状長楕円形,先端の形は不等鈍形,横断面の形はⅠ型(ほぼ平),長さは91~120mm,幅は41~50mm,表面の色は緑,葉数は7~10枚である。優先着花部位はⅤ型,花序は総状,1花茎の花数は3~5,太さは2.1~3.0mm,長さは11~30㎜である。花の咲き方は抱え・平咲き,横径及び縦径は41~60mm,ドーサル・セパル正面の形は長楕円形,先端の形は切形,反転の方向は平,ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形,先端の形は切形,反転の方向は平,ペタル正面の形は長方形,先端の形は微突形,反転の方向は平である。リップ正面形の複雑性は単純型,単純型の正面の形はⅥ型,先端の形はⅡ型である。花色はドーサル・セパル,ラテラル・セパル及びペタルは地色がピンク白(JHS カラーチャート9201)で先端部に明赤紫(同9206)のぼかしが入る,リップは地色がピンク白(同9201)で濃赤紫(同9209)の目と先端部に明赤紫(同9206)のぼかしが入る。花の香りは弱,開花期は初冬~春である。 「スノーフレイク オトメ」と比較して,セパル及びペタル内側のぼかしの色が明赤紫であること,リップ内側のぼかしの色が明赤紫,目の色が濃赤紫であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に出願者の温室(岡山県岡山市)において,「オベロン プリンセス」に「カシオープ スギヤマ」を交配し,その実生の開花株の中から選抜したもので,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「ヒメザクラ サノック」であった。 |
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