エッゲンベルク城とは? わかりやすく解説

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エッゲンベルク‐じょう〔‐ジヤウ〕【エッゲンベルク城】

読み方:えっげんべるくじょう

Schloss Eggenbergオーストリア南部都市グラーツにある城。市街西部位置する皇帝フェルディナント2世重臣エッゲンベルクにより、17世紀建造18世紀ルネサンス様式からロココ様式改築された。城の四隅の塔は古代ギリシャ哲学における四大元素地・水・火・風)を象徴しているとされる2010年に「グラーツ市歴史地区とエッゲンベルク城」として世界遺産文化遺産)に拡張登録された。


エッゲンベルク城

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/17 13:49 UTC 版)

グラーツの市街-歴史地区とエッゲンベルク城」の記事における「エッゲンベルク城」の解説

エッゲンベルク城はグラーツ市街の歴史地区からは約3 km 西方にあり、世界遺産登録面積は 19.124012 ha緩衝地帯 66.141751 ha)である。 現存するエッゲンベルク城は、17世紀のエッゲンベルク家当主帝国内務長官務めたハンス・ウルリヒ・フォン・エッゲンベルク時に建てられた。手がけたのはイタリア人建築家のピエトロ・デ・ポミスで、ルネサンス様式からゴシック様式への移行期、すなわちマニエリスム様式の城である。この城館1625年から1635年建てられた。18世紀にエッゲンベルク家が断絶した後に城を手に入れたヘルバーシュタイン伯爵時代に、ルネサンス様式だった庭園ともども城館ロココ様式改築施された。 この城は宇宙的発想投影されているとされ、4本の塔は四大元素を表す。また、窓の総数3651年間日数を、3階連続する広間の数241日時間を、その広間の窓の数521年の週(または日曜日)の数を示す。なお、24広間バロック様式装飾施されている。同じ階には中国風や日本風東洋趣味部屋があり、日本の間の装飾画は、希少な桃山文化期の大坂描いた屏風絵であることが確認されている。 エッゲンベルク城を訪れ観光客世界遺産登録直前時点年間30万人のぼったファサード 城内 中庭 庭園

※この「エッゲンベルク城」の解説は、「グラーツの市街-歴史地区とエッゲンベルク城」の解説の一部です。
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