エッケ・ホモ・アーチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 06:09 UTC 版)
「ヴィア・ドロローサ」の記事における「エッケ・ホモ・アーチ」の解説
エッケ・ホモ・アーチは第2留とシオン女子修道院の間にある高架式の建造物で、ライオン門通りの北側にあるエッケ・ホモ教会の門を構成する三つのアーチのひとつでもある。通説では、そもそもはアエリア・カピトリーナの東側に建てられたローマ皇帝ハドリアヌスを称えるための凱旋門の一部であったと言われている。 南側は通りに面した建物に繋がっている。この建物はかつて、インドから訪れるムスリムの巡礼者専用の宿舎だったのだが、それを偲ばせる物は今日、何も残されていない。このアーチにはふたつの窓が据え付けられており、それを根拠に総督ピラトがユダヤ人にイエスの罪を問うたとされる場所と見立てられ、「エッケ・ホモ・アーチ」という今日の名称で知られるようになった。 「 ピラトはまた出て来て、言った。「見よ、あの男をあなたたちのところへ引き出そう。そうすれば、わたしが彼に何の罪も見いだせないわけが分かるだろう。」 イエスは茨の冠をかぶり、紫の服を着けて出て来られた。ピラトは、「見よ、この男だ」と言った。 -『ヨハネによる福音書』 19:4~19:5 」
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