エッケンシュタイン型アイゼン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/04 15:06 UTC 版)
「アイゼン」の記事における「エッケンシュタイン型アイゼン」の解説
オスカー・エッケンシュタイン(Oscar Eckenstein )は元々アイゼンを軽蔑していた一人であったが、1886年H.ローリアと組んで登ったホーベルクホルン(Hohberghorn )でルートを間違えたこともあって散々苦労しアイゼンの重要性を認識して8本爪のアイゼンを考案、さらにはつい最近までアイゼンの基礎であり原型となった10本爪アイゼンを完成させ、スイスのA.ヒュップハウプに製造させ、ピッケルに依る足場切りをほとんど不要とした。D.スコットはこれを1910年としているが、すでに1892年のM.コンウェイ率いるカラコルム探検隊にエッケンシュタインが副隊長格で参加し成果があったともされている。ただエッケンシュタインは身なりや風貌とは裏腹に頭脳明晰で繊細な性格で協調性を欠き、これが災いして誤解や偏見を招いて隊を離脱している。エッケンシュタイン型アイゼンはジョイント部分が動くのでアイゼン自体には左右がない。
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